尊敬12131

尊敬されたいと言う人たちがいる


よく尊敬されたい人がいて、威張ったり立場で尊敬を手に入れたい人がいたりします。

でも、それってよくよく人間のことを理解していない人で、尊敬されるってことがかなりめんどくさいことに気づいていません。

尊敬されたことがある人たちって、どちらかと言うと尊敬されたくない人だったりします。

尊敬された方が気持ちがいいし、承認願望も満たされますが、その多くは孤高となり、孤独の果てに最後を迎えます。

言い過ぎかも知れませんが、古くはシェイクスピアのリア王とかにも散見されます。



尊敬されることの問題点と悩み


男性の壮年期ってけっこう尊敬されて、頼られて、そのせいで誰にも相談できずに問題を抱えてしまうパターンが多かったりします。

もちろん、仕事上責任のある立場になったり、家庭でも責任のある立場になったりっていうのもあると思うのですが、尊敬されたりすると自分の思い通りにできる反面、みんな尊敬してくるので頼られてしまい、誰にも相談できなくなる問題が含まれています。

ミスチルの桜井さんが糟糠の妻を捨て、不倫の果てにトロフィーワイフに走った件は自分の中でかなり衝撃を受けていて、その間の楽曲の歌詞にもその思いが見てとれますが、実際、トロフィーワイフを娶った途端、すばらしい楽曲が出てこなくなりました。

同じく尊敬している桑田佳祐なんかは原坊とずっと一緒でいつまでも変わらぬ名曲を輩出し続けているのとは対照的な案件なのです。


尊敬されると相談できなくなり孤独になる


多分なんですが、人間関係ってかなり難しく、壮年期って仕事上でも社会生活上でも立場的に上になるので尊敬されやすくなります。

でもでもなんですが、そうなると誰も口出しできない関係と言いますか、相談できない関係と言いますか、若いときから知っている人であればかなり大胆な口出しを行なってくれるのですが、尊敬されてから出会った人たちってあまり大胆な口出しをしてくれなくなります。

これがけっこう大きな問題と言いますか、重要な問題と言いますか、いわゆる裸の王様状態になりやすいのです。

この誰も注意してくれなくなった年齢が一番ヤバイ年代です。多分…。

ミスチルの桜井さんと桑田佳祐の違いは、多分、この問題だと推測します。

裸の王様もそうですし、シェイクスピアのリア王もそうなんですが、誰も注意できなくなった関係が人間関係の孤立と言いますか、孤独なんだと思います。

人間関係的に孤独じゃなくても孤独になるのです。多分…。



尊敬されないことの幸せ


哲学者のソクラテスは悪妻で名高いクサンティッペに頭から水をかけられたり、広場で取っ組み合いの喧嘩をして上着をはぎ取られたり、一日中ソクラテスの悪口を言いふらされたり、相当な被害に遭ってましたが、

「ぜひ結婚しなさい。よい妻を持てば幸せになれる。悪い妻を持てば私のように哲学者になれる」

と述べています。

けっこうな年になってもこのように踏んだり蹴ったりの状態が逆によく、あまり尊敬され、距離を置かれるのが逆にダメパターンへの道のような気がしてます。

ソクラテスは『無知の知』で有名で、私は何も知らないということを知っているって言う哲学を表現した人です。

なので、いろんなことを知っている人って尊敬されますが、ソクラテスのように何も知らないということを知っている人の方が謙虚と言いますか、逆に正しくて、人生上あっているものと思われます。