農家やお米があまっていれば生産すればするほど貧しくなってゆく


コシヒカリが前年産に比べ27%安くなってしまったことがニュースになりました。


JA全農とちぎは、2021年産の県産米を県内のJAから引き取る価格(概算金)を決めた。コシヒカリ(1等)は60キロ当たり9千円となり、前年産に比べて27%(3400円)下落した。コロナ禍で業務用米の需要が低迷した。栃木県は業務用の出荷が多く、大きく影響を受けた。農家からも悲鳴が上がっている。


世界的にはインフレ懸念が広がっているのに、

珍しい兆候であると受け止めています。

ですが、このことは人口減少と密接に関係があって、

少なくとも日本においては、

今後、こういった問題が散見されてくるものと思われます。

そこで本日は、

  • このコシヒカリの下落と人口減少

について考察してまいりたいと思います。

これ以上のびない産業は何もやらない方がいいという矛盾は人口減少が原因


コシヒカリという品質のよいお米を作ったとしても、

  • 肝心の人口が減っていたり、
  • 消費者そのものが減っていれば、

以前と同じ価格では売れなくなります。

それは人口が減っているからです。

  • 人口が100万人から、
  • 90万人に減れば、

1円で販売したとしても、

  • 10万円の損失

になることは理解できると思います。

  • それが100円であれば、
  • 1000万円の損失

ですし、

  • 1000円であれば、
  • 1億円の損失

が見込まれます。

これは経済学うんぬんではなく、

単純に

  • たし算やひき算、
  • かけ算やわり算、

の問題で解決できることがらです。

なので、今ある品種や種類を、

少なくしていく分には、

影響は軽微ですが、

増やせば増やすほど、

コストの方が高くなって、

下手すりゃ採算割れの赤字になってしまうことに気がつかれると思います。

生産する人が増えれば増えるほど消費する人が減ってゆけば安くなってしまう


  • これはなぜ、このような現象が起こっているのか?

と言えば、答えは単純で、

  • 人口減少

だからです。

逆に言えば、

  • 人口減少の問題こそ最高の経済対策

であることに誰も気がついていないのが不思議だからです。

今ある人口や職業人口で、

  • 豊かになろうとして仕事を色々したとしても、
  • 肝心の下の世代の人口が減っているので豊かにはなれません。

それは

  • 物を作ったり、生産する人に対して、
  • 物を買ったり、消費する人の方が少なくなっている

からです。

なので、広げれば広げるほど、

採算割れしてゆきますし、

赤字になってゆく計算になると思います。

事業を縮小するとか?

品種を減らしたり、

生産者を減らしたりしない限り、

下落は止まらない

と思います。

それは

  • 人に対して、
  • 物の方が多くなってしまう

からです。

たくさん作れば作るほど価値が減ってゆくケインズの限界効用説


経済学者のケインズは限界効用説の中で、

  • 1杯目のお水はおいしいが、
  • 2杯目、3杯目の水はまずくなってゆく

という限界効用説を解き明かしたことで有名です。

雇用、金利、通貨の一般理論 (日経BPクラシックス) (NIKKEI BP CLASSICS)
ジョン・メイナード・ケインズ(John Maynard Keynes)
日経BP
2021-04-15


つまり、お米でも、

  • 1杯目のお米はおいしいが、
  • 2杯目、3杯目と食べてゆくほどに満腹となって、
  • 食べられなくなってしまうからです。

それはお米自体に罪はなく、

  • 食べる側の人間が、
  • 満腹のため、
  • その価値を減らしてしまうからです。

物事には価値があって、

  • 過ぎたるは及ばざるがごとし

のように、

ある一定を超えると、

  • 価値は目減りしてゆきます。

  • それは多すぎるからです。

そして、その価値は言うまでもなく人間が決めていて、

  • 欲しい量や、
  • 満たされる量

には限度があるからです。

大食いがはやるのもそのためで、

大食いは苦痛になるからです。

  • 苦痛を乗り越えて完食できればお得

ですが、

その苦痛に負けてしまえば高いお金を請求されてしまいます。

それは本当に

  • 安物買いの銭失い

であると思います。

あなたが欲しい物や買いたい値段の物を生産しなければつぶれます


物を作る生産者の方やお米に携わる業者の方々へ伝えたいのですが、

  • それはあなたが生産してますが、
  • あなたもその値段で買いたいのか?

ということです。

これはお米の生産者に限らず、すべての経営者や労働者に言えることであって、

  • あなたが欲しくない物は誰も買わないと思います。

そして、

  • あなたが高いと思っている物も誰も買わないと思います。

そして、

  • 本当にあなたが欲しいと思っている物や、
  • あなたがお得と思っている値段の物を販売すればいいのだ

と思います。

一番悪いのは、

  • こうやって真面目に生産していれば誰か買ってくれる

と思うことです。

  • あなたが買いたくない物を、
  • 誰も買わないと思うからです。

それは

  • あなたが買いたくないと思っているのが答えですし、
  • あなたが高いと思っていることが答えだからです。 

逆に言えば、

  • 安い物がいい場合は品質にこだわらずに値段を追求するべきですし、

  • あなたが普段、いくらのお米を買っているか?

にもよると思います。