2021-07-15 11円のブラシ

お金を配れば自由に物が買えるが、物が足りなくなってしまう問題


新型コロナの現金給付をめぐって、

  • 全額現金給付

と、

  • クーポン派

に分かれて論戦が繰り広げられました。


現金での給付を望む気持ちも理解できるのですが、

  • 現金を配れば配るほど、
  • 物価が上昇してしまいます。

これについて理解に乏しい人が多いのが実際です。

ですが、本当に単純に、

  • 物が足りなくなる

からなのです。

たとえば、現金給付で任天堂のSwitchを購入したとします。


現金が給付されて配られた分、

自由に購入できるのですが、

一方で半導体の不足も叫ばれているので、

半導体は減り続けます。


半導体はスマホやパソコンにも使われているので、

それが

  • 足りなくなる

ということは、

  • やがて値上がりしてインフレに向かう

ことは想像にかたくないと思います。

お金を配れば欲しい人が増え、物だけが減ってゆく


お金を欲しい気持ちは誰しも一緒です。

私もメルカリにて取り引きをおこなっておりますが、

  • 何かと引き替えにお金を得ます。

それがメルカリでは個人個人がダイレクトにおこない、

リサイクルショップでは買取といった仕組みでおこなっている事柄です。

つまり、お金を得るには、

  • 物を介して、
  • 物が誰かにゆき、
  • その物と引き替えにお金が得られる仕組み

だからです。

現金給付は逆に言えば、

それらを一切省略して、

ただ現金を配るので、

物だけ無くなってしまうことに気がつきにくいのだと思いました。

ですが、

  • 配れた現金では、
  • 必ず何かが買われます。

そして、

その買われた物は足りなくなってゆき、

生産が追いつかなければ物だけなくなってしまうということには、

  • 本当に気がつきにくい

のだと思いました。

物を介さないお金は物だけ減らして品不足をまねく


近所のリサイクルショップへ行っても、

買取待ちのお客様や、

不用品を買取してもらって、

お金をもらうお客様が増えてきています。

ですが、それも、

物を買取してもらい、

その物からお金を得ているので、

  • 物の方は増え、
  • お金の方も増えています。

  • 現金給付はただお金だけを増やす

ので、

  • やはり物の方だけ減ってしまう

ことに気がつかれると思います。

ブラウン オーラルB(1)

それがリサイクル品のようであれば影響は軽微にとどまると思うのですが、

半導体や、石油やガソリンといった

さまざまな分野で使われる商品であればあるほど、

影響は大きくなってしまう気がしております。


おそらくは、生活に窮してお金が欲しい気持ちが高まると、

とりあえず

  • お金だけ欲しい気持ち

になってしまうのですが、

足元ではインフレへの懸念があり、

そして、実際に値上げ始め、

インフレ傾向が鮮明になってきた今だからこそ、

安易に現金給付はすべきではないように思います。

それが結果として、

  • 物価の高騰というインフレを生む

懸念があるからなのです。

日銀の破綻もそうなのですが、

みんな

  • お金の面からのみ考えていて、

肝心な商品や物の側面から考えていないように思います。

  • お金があっても、
  • 商品がなければ買えません。
  • 物がなければ買えません。

そして、その商品や物の生産者は働いている労働者の方なので、

その人件費が上がっている今、

物の方がますます足りなくなる

とやはり物価は上がってしまうように思うのですが、

みなさんはいかがお考えでしょうか?


物は無限ではありません。

  • お金を無限に刷っても、
  • 物の方が尽きれば手に入れることができなくなる

からです。

それは経済学や難しい財政学ではなく、

単純に、

  • お金と物の
  • 足し算や
  • 引き算

であると思うのです。

ハイパーインフレの悪夢
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インフレとデフレ (講談社学術文庫)
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2015-01-16