マニアックな本を販売してゆくことで得られるマニアックな知識
マニアックな本を高く売る話はこちらでしました。
- メルカリ日記 100円のマニアックな本を高く売る方法
- https://www.onechan1977.com/mercari/ArthurSchopenhauer
それは、
- 豚に真珠
や、
- 馬の耳に念仏
のように、
- マニアックな本はマニアックな人
にしか、
- 価値や良さ
が伝わらないからです。
- 豚に真珠をぶら下げるように、
- 馬の耳に念仏を唱えるように、
- 価値や良さがわからない人
たちに、
- 価値や良さを伝える
のはムダです。
そして、ともすれば、
- マニアックな本は、
- マニアックな人に、
- 販売すれば終わり
になりがちですが、
いただくコメントや質問の中にも、
- 無数にヒントが隠されている
ので、本日はその方法をお伝えいたします。
先日ボロボロの本を売った勢い
から、
今度は比較的状態のよい商品を出品してみました。
- メルカリ日記 ボロボロの本をそれなりの価格で売る方法
- https://www.onechan1977.com/mercari/boroborobuyout
こちらもマニアウケするように、
マニアならではの商品説明を考えます。
全集や著作集のたぐいでは、
- 代表的な作品は収録していて当たり前
なので、
普段、見かけないタイトルを前面に押し出したほうが売れやすくなります。
なぜなら、
小林多喜二で言えば、
- 蟹工船
や、
- 防雪林、
- 不在地主
といった代表的な作品は、
ほぼほぼ全集や著作集には含まれていて、
- 当たり前
だからです。
それはためしに全集や著作集のタイトルを見ることにより、
おおよそ
- どの全集や著作集にも、
- 収録されているタイトル
が代表的なタイトルです。
- それぐらい気づけよっ!
ってノリです。
なので、そのタイトル以外の、
意外なタイトルを入れてあげて、
はじめてマニアは、
おぉ〜!
となります。
- 「どうせ弄るなら、ワケわかんねぇ車を弄れ」と父から言われ…車マニアでも知らない“謎のスーパーカー”を7年かけてフルレストアした“異常な車愛”
- https://bunshun.jp/articles/-/57951
わかっている風を装えばまわりの人たちもわかっている風にすすんでいってしまう
マニアックな本はマニアックな読者を呼びこむので、
ときにコメントや質問も、
マニアックになりがちです。
そこで注意しなければならない点は、
- マニアックなコメントや質問だからといって、
- わからないことをうやむやにしない
ことです。
わからないことでも、
それなりに調べてあげて、
お客様に近づくことにより、
商機がひそんでいる
からです。
よく、自分にはわからないことは、
わからないこと
として、
そのまま放置したり、
ごまかしたり、
うやむやにしたりする人
を見かけますが、
それはその場はしのげても、
さらにその先のマニアックな道か?
さらにその先に進もうとするとき、
嘘がバレてしまいます。
嘘がバレるだけならまだいいのですが、
信用を失ったり、
わかってないのに、
- わかってる風を装ったの?!
と問い詰められ、
- 大きく信用を傷つけてしまうことがたびたびある
からです。
それは本人にその意思がなくても、
まわりはなんとなく見ていて、
なんとなくすすんでいってしまい、
なんとなく気がついたときに、
それが嘘であるとき、
失望や信頼を失うのは、
そのギャップが大きければ大きいほど、
あっという間だからです。
なので、わからないことは逐一調べ、
- できるだけクリアな状態で、
- お客様に接してあげる
ことが
- もっとも誠実な出品者である
と思います。
マニアックな本はマニアックな人でもわからない マニア対マニアの会話はそれ自体わからない 山本懸蔵って誰っ?!
こちらのお客様は、山本懸蔵という人を気にかけていて、
- その写真が載っているか?
- どうか?
のコメントでした。
実際、私も小林多喜二は愛読していましたが、
山本懸蔵という人物は初耳で、
我ながらマニアック度合いを恥じいる所存です。
マニアには、
常に、
- 上には上がいます。
検索したところ、
日本の労働運動の活動家で、
小林多喜二も応援していた活動家
であることが判明しました。
この本には本人の写真は掲載されておりませんでしたが、
その山本懸蔵の選挙活動を応援していたビラの写真は掲載がありましたので、
すると、そのことが功を奏してか、
- 1700円
で売約にいたりました。
メルカリで検索しても、
同じような金額で買われているので、
この山本懸蔵さんも、
- マニアックな人物
なのだと思います。
そして、このマニアックな人物であればあるほど、
私もわかりませんし、
古本屋の店員さんや、
リサイクルショップの店員さんも、
わからない確率が高い
です。
そういった商品やタイトルをおさえていれば、
- 目にしたとき、
- 耳にしたとき、
チャンスは転がっています。
そして、
- それに気がつけるか?
- どうか?
も、実は、
マニアックなコメントや質問に答えていたり、
調べていたり、すればこそ
なのだと思います。
そう、
- 肝心な答え
は、
- 実はお客様のコメントや質問の中に眠っている
ことの方が多いからです。
我々はつい、
- 有名な、
や、
- 一般的な作品
に目を奪われがち
ですが、
マニアックな人々は、
その、
- 有名な、
や、
- 一般的な作品
では飽きたらずに、
さらにさらに先に進んでいる
ので、本当に細かな、
- 細かすぎて伝わらない
- 商品やタイトル
を望んでいるのだと思います。
それはもう、
誰も勉強しなかったり、
これ以上、検索できないところに、
あるのかも知れません。
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