ロングセラーの商品はお金や物がない時代から売れ続けているので人気である場合が多い
昔から売れつづけている
- ロングセラーの商品
には、
- それなりの理由
があります。
それは、
お金がない貧しい時代や、
お金がない貧しい時代や、
物がなかった時代から、
- ずっと売れつづけている商品
だからです。
大量生産の大量消費の時代では、
物がたくさん生産されますが、
- 余分な物や、
- おかしな物、
そして、
- 必要のない物
まで売れる傾向にあります。
それは
- 物自体があまっていたり、
それにつれて、
- お金もあまるので、
余裕があり、
- 大して必要のない物
までもが売れるからです。
ですが、ロングセラーの商品は、
そういった時代でも、
- 生き残り、
相変わらず売れつづけます。
それはそもそもが、
- 貧しい時代や、
- お金がなかった時代から、
- 売れつづけ、
しかも、
- 長い間、
- 売れつづけている
ので、
- もともとの原価が低いのか?
- 変わらない商品パワーを発揮しつづけます。
それは
- お金のない時代や、
- 物がない時代から支持されている商品
なので、
- 価値が変わらないか?
むしろ、逆に、
- 価値が高まる
のであると思います。
ロングセラーの商品は繰り返し生産され、何度も消費され、人々に紹介され、オススメされる
古本屋でも、
- 最近はやりの本は高価買取で、
- 昔の本は低い買取
になってしまうことが多いと思います。
それは
- はやりの本ほどすぐ売れ、
- 昔の本ほど売れづらい
からなのだと思います。
ですが、出版界では、
- 何刷?
という言葉があるように、
- 人気の高い本ほど、
- よく版を重ねます。
人気により、
- 重版で版を重ねることにより、
当初の部数より、
- より多くを供給する
ことになります。
その本の中には、
- 捨てられた本
もありますが、
- 眠っている本
や、
- 新たに市場に投入される本
もあるので、
- 版を重ねた本ほど、
- 根強い人気があり、
- 普遍的な価値がある
と言えるのだと思います。
それはその本への
- 支持率をあらわし、
- 商品パワーをあらわしている
と私は考えます。
高野悦子さんの『二十歳の原点』は、
成人式のたびに紹介されたり、
若者の特集をした際に
- 紹介される頻度が非常に高い本
であります。
そして、この
- 紹介されたり、
- 特集されたり、
といった頻度も高いほど、
- 支持する人が多い
のと、
- 商品パワーが高い
あらわれであると思っています。
- 若者が悩んだり、
- 大人としての自覚を持って欲しい
という大人が紹介する本なので、
- 大人側の希望や、
- 意味する物を内在している本
だからなのだと思います。
作者の高野悦子さんは、
大学時代に学園紛争に参加し、
恋愛などに悩み、
最後に自殺してしまいます。
その最後の二十歳の成人の日から書かれた日記で、
思い悩み、
さまざまな葛藤が若者の共感をよび、
売れつづけるロングセラーの商品となりました。
それは版を重ね、
その後、
- 映画化されたり、
- 漫画化されたりしています。
それはそのつど、
- 思い起こされ、
そのつど、
- 読み返し、
そのつど、
- オススメしたい本
だからです。
あの手この手で品を変え、
あの手この手で買わせる
ということは、
- そういうこと
だからです。
人間の悩みは永遠の命題 だが、のど元すぎれば熱さ忘れる
さまざまな憶測や、
さまざまな解釈がありますが、
- 二十歳の女の子
にとっては、
- 学園紛争や、
- 政治的な問題よりも、
- 恋愛などの個人的な問題
の方が大切であるという命題のような作品でした。
その当時の大学は、学園紛争まっさかりで、
- ノンポリ(ノン ポリティカル)
といって
- 政治的な考えを持たない大学生は大学生ではない
という風潮でした。
- エリートも暴動に手を染めた三島由紀夫と東大全共闘の話
- https://www.onechan1977.com/favorite/Mishima-Toudai
高野悦子さんもこの学園紛争にのめり込みましたが、
アルバイト先のホテルマンに恋をし、
彼に他の女がいたことで動揺し、
最後に自殺してしまいます。
- 政治はみんなのためです。
ですが、
- 恋愛は自分のためです。
この問題を考えるとき、
- 自分が幸せでない者に、
- 政治はムリ
という命題も不思議とまた浮かんできました。
- 非常に考えさせられることが多い作品である
と思います。
高野悦子さんもきっと、
言葉ではわかっていても、
- どうしようもない何か?
に突き動かされた
のだとその当時の私は思いました。
誰しも青春時代に読んだり、
- 青春時代に考えた命題
ほど色あせることはありません。
- 人生に思い悩んだ太宰治と人生を切り拓いた三島由紀夫の違いについて
- https://www.onechan1977.com/worrytroubles/Dazai-Mishima
それは
- みんな青春時代を過ごす
からです。
そして、振り返ってみれば、
- 青くさい
という命題も、
振り返ってみれば、
- 青くさい
だけで、今は、
- 安心してください。
- 老害くさい
からです。
そして、この
- 老害くさい
も振り返ってみれば、
- 老害くさい
だけで、今度は安心してください。
- 病人くさい
になるだけだからです。
若い頃は『二十歳の原点』を手にしていた僕も、
- 今じゃ、糖質制限や、
- 老眼対策の本を真顔で読んだりするので、
- 青春時代の青くさい悩み
も、
- 最後にはどうでもよくなる
のがその命題の答えであると思いました。
それは若い頃と違って、
- 肉体的にも、
- 精神的にも、
- 余裕がない
からなのだと思います。
逆に言えば、若い頃ほど、
- 肉体的にも、
- 精神的にも、
- 余裕がありすぎる
ゆえに、
- 思い悩んでしまう
のは、
- 非常にもったいない
ことだと思いました。
- 思い悩む
よりは、
- 行動した方がいい
からです。
年をとってくると、
- あれも食べれない?
や、
- あれは体に悪い
と言って、
- 行動自体が厳しい制約を受けてしまう
からなのです。
- でも、安心してください。
それを、
- 言い訳
と言います。
コメント
コメント一覧 (2)
【ロングセラーの商品には普遍的な価値が宿る理由 高野 悦子 『二十歳の原点』】の投稿拝見させて頂きました。
ロングセラーの商品は少なからず、一般大衆に受け入れられあたかも空気のような存在として必要不可欠なところの域まで行くことで何十年も支持されているそんな印象を受けます。
高野悦子さんの二十歳の原点は読んだことありませんが、どんな思いをつづっているのか読んでみて改めて自分の原点を見つけてみたいと思います。
onechan1977
が
しました