2022-01-31 沖縄暴動

怒りたい人が増えると、怒りのポイントを探しはじめる


沖縄で若者の暴動がありました。


警官に暴行を受けた少年が失明したことがネットなどで広まり、

暴動に発展しました。

新型コロナでピリピリしている以上、

  • 社会全体がピリピリし始め、

少しの油断やボタンのかけ違えから、

戦争や暴動に発展してしまうおそれがございます。

そこで本日は、

この仕組みについて考察をくわえたい

と思います。

社会がピリピリし出すと、怒りのポイントは安易な発言や不確かな情報からでも爆発する(怒らせない方がいい説)


世の中がピリピリしている状態では、

  • 人は怒りポイント

を探しがちです。

生贄探し 暴走する脳 (講談社+α新書)
ヤマザキマリ
講談社
2021-04-21


それは

  • 怒りたい

からなのです。

常日頃の不満や鬱憤が溜まっていて、

それをはらすために、

  • 怒りポイントを探したり、
  • 怒ったりしたくなります。

  • 喜怒哀楽

という四字熟語があるように、

この

  • 喜んだり、
  • 怒ったり、
  • 悲しんだり、
  • 楽しんだり、

というのは、

人間の生理的な欲求であるからです。

ただ気をつけなければならない点は、

この

  • 喜んだり、
  • 怒ったり、
  • 悲しんだり、
  • 楽しんだり、

という感情の動きにも、

依存症に似たメカニズムが働いていて、

  • 喜んだらストレスが解消したり、
  • 怒ったらストレスが解消したり、
  • 悲しんだらストレスが解消したり、
  • 楽しんだらストレスが解消したり、

といった具合に、

動機づけがおこなわれると、

それはそれを達成するまで、

ストレスでありつづけ、

たえずそれを求めるので歯止めがきかなくなる

からです。

アルコールの依存性の方が、

アルコールを飲めばストレスが解消されるように、

  • 喜んだり、
  • 怒ったり、
  • 悲しんだり、
  • 楽しんだり 

するまでストレスが解消されません。

まだ、

  • 喜んだり、
  • 悲しんだり、
  • 楽しんだり

する分には他の人への影響は少ない

のですが、

  • 怒ったり、

となると、

  • 怒る対象を必要とする

のできわめてやっかいな状態となります。

それは

  • 怒って、
  • 怒りの対象に征伐をくわえる

まではストレスが解消されなくなってしまう

からです。


インターネットの世界では、

ときにフェイク・ニュースが流れたり、

意図的な情報発信が流れたり

します。

それは事実に気がつけば、

フェイク・ニュースや、

誤った情報発信なのですが、

当の怒った人たちや、

怒りたい人たちにとっては、

意外にも

  • 事実であるか?
  • どうか?

は関係がなかったり、

怒りの勢いにまかせて、行動を起こせば、

それはもう歯止めがきかなくなる

ことがあるという話です。

怒りは生きる原動力 世の中の歴史は怒りポイントで変わっている


第一次世界大戦のきっかけも、

  • サラエボ事件

でした。


一国の王子が暗殺されたところから、

世界規模の戦争に発展しました。

それは

  • 今思えば考えられないこと

だからです。

ですが、時代が違ったり、

みなピリピリして怒りっぽくなれば、

このようなわずかなきっかけが、

世界中に広がり、

世界中の戦争になってしまう

おそれもあるのだということ

だと思います。

戦国時代にも、

諜報活動があったように、

誰かに

  • 謀反の疑いがあり、

という噂だけで、

国を追放されたり、島流しにあったり、

城を取り囲まれて自害させられた武将も多かったです。

それはみな、

疑心暗鬼になっていて、

ちょっとの噂や、

疑わしきは罰する

思考が支配的になるから

なのであります。

身の危険を感じたり、

今までの生活をおびやかす存在を感じると

それを排斥する精神はいつの時代も変わらない

のだと思います。


ですが、一番肝心なことは、

こういうささいな積み重ねや、

人びとのうっぷんの積み重ねが、

怒りポイントを探しますし、

怒りのニュースや、

怒りの情報に敏感になるからで、

それが世界に広まれば、

世界的にもあやういのだと思います。

日本の第二次世界大戦についても、

どちらかと言えば、

マスコミは戦争を煽っていたみたいで、

  • 戦争を煽った方が新聞が売れる

からでした。

事実と違うことを報道していたことも多々あったみたいで、

意外にも、

事実よりも、

煽ったり、

怒ったり、

不安になる要素

の方を人は求めてしまうからなのだと思います。

それはおそらく、

その時代の人たちも、

  • 怒りたかった

からなのだと思いました。

それがストレスを解消する唯一の方法

だったからなのだと思います。

政治や社会を変える場合、

正規の手続きを踏んで選挙をおこない議員となって変える手法もありますが、

人心掌握に長けた人であればけしかけて変える方法もあるからです。

つまり、自身はいっさい手を汚さずに、

そのように動いて、

そのように変わればいい

からです。

  • ビットコインの価値がゼロになる

とけしかけて、

裏で買うように…です。

怒りについて 他2篇 (岩波文庫)
兼利 琢也
岩波書店
2018-04-19