追いつめる言葉、傷つける言葉
自分から命をたつ場合、本人が根が真面目でいいヤツの場合も多いのですが、意外に周囲の環境も無関係ではなかったりします。
よく問題があった場合、本人の問題として問題を深掘りしていく傾向にあるのですが、少なくとも私は周囲の環境もけっして無関係ではなく、むしろ周囲の環境の方が本人を傷つけたと考える派です。
ネットで誹謗中傷を受けて自殺した木村花さんの問題もありましたが、やはりネットでの誹謗中傷という点で言葉というか?言語の情報である気がしています。
- 「死に追いやってしまった」「逮捕されるのが怖い」 木村花さん誹謗中傷 加害者の心情
- https://mainichi.jp/articles/20200713/k00/00m/040/238000c
そして、言葉は人を傷つけるのですが、実はそんなに真に受ける必要のない言葉もあるので、その点を紹介しつつ、深掘りしてまいります。
信じられない
信じられないと驚きの顔をする人がいたりしますが、それに動揺してはいけません。
それは多分、あなたの頭の中の勝手なイメージと違っただけなので、あなたの素朴な感想であったりします。
根が真面目でいい人はこの言葉をことさら重く受け止めがちなのですが、それはあなたの頭の中の勝手なイメージと実際がかけ離れただけの問題なので、あまり重く受け止める必要はありません。
私もビジネスをしていた頃は信じられない現実の連続でしたが、一回ですらこの信じられないという発言はしたことがありません。
それは自身の浅はかさを口にする愚かな行為だと思われたからです。
- ブラック企業の元社員が教えるブラック企業の見分け方の話
- https://www.onechan1977.com/blackcompany/feature
- ブラック企業の元社員が教える忖度スキルと虚偽報告スキルの話
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こんな人だと思わなかった
こんな人だと思わなかったという発言もあり、それもあなたの頭の中の勝手なイメージとリアルな自分が違っただけです。
ここでこんな人を演じはじめると、それは私ではなくなってしまうので丁重にお断りしましょう。
おそらくこの発言をする人の頭の中には勝手なイメージがあって、そのイメージのように演じなければいけなくなるので、今後の付き合いにも支障が生じるため、あまり深く付き合わないようにした方がいいです。
たとえばいい人であったり、優しい人のイメージであったりするのですが、実際はあなたがいい人であれば黙っていてもいい人の扱いを受けますし、あなたが優しい人であれば優しい人の扱いを受けます。
逆に言えば、あなたがどうでもよい人であればどうでもよい雑な扱いを受けますし、いい人や優しい人の対応は受けられないと思います。
その点で誤解と行き違いと意味の理解が違っているので、やはり付き合いを丁重にお断りしましょう。
- 太宰治と三島由紀夫にみる日本人の精神分析の話
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- 人によく思われる話
- https://www.onechan1977.com/archives/1152596.html
子どもがかわいそう
子どもがかわいそうという発言もあるのですが、この問題の怖い点は子どもがかわいそうと思う人たちですっかり意気投合して盛り上がってしまって、感情暴走する点です。
子どもがかわいそうか?どうか?は子どもに聞いてみなければわからないことですし、何か独特の育児観や信念にもとづいてか?子どもに何も聞かないうちにすっかり母親同士で盛り上がる滑稽さがあります。
これも正直、子どもがかわいそうなのはあなたの頭の中の問題であって、その思いを親や他者へ向けるのは価値観の押しつけになることに気がついていません。
そして、一番肝心なことは子ども自体、何も言えなかったりするのに、それをいいことに盛り上がる点であったりします。
子どもがかわいそうと思う気持ちは分かるのですが、それを思ったとしてあなたが正しいワケでもないですし、子どもの親には親の考えがあるものであったりします。
- 日本人に多い「我思う、ゆえに我あり」の観念論 その思いが人を苦しめる話
- https://www.onechan1977.com/mentalhealth/desire
- 親のこころ子知らず、子のこころ親知らずの話
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親が悲しむ
親が悲しむという発言も親が悲しむか?どうか?は親に聞いてみなければ分からず、親が悲しんだとしても仕方がない事柄もあったりします。
子どもがかわいそうと同じで道徳心へ訴えかける発言なのだと思いますが、そもそもあなたの親と私の親は同じではないですし、価値観も人それぞれで違っています。
そして、あなたが親が悲しむと思っていることが、私の親が悲しむことではなかったりするのです。
それが本当か?どうか?は親に聞いてみなければ分からず、んで実際、たとえ親が悲しんだとしても仕方がない事柄もあったりして、一番の問題なのは子が満足していたら親は悲しまないであろう事実であったりします。
- 大切なことはすべてラグビーから教わった話
- http://www.onechan1977.com/archives/2914072.html
以上の道徳心へ訴えかけるような言葉であったりが、けっこう無意識で人を傷つけたり、動揺を誘う場合があるのですが、それはガン無視することによって解決が可能です。
- 人への期待や依存心を断つ ガン無視スキルの話
- https://www.onechan1977.com/mental-health/ganmushi-skill
んで、最近とくに気をつけている点は、格差社会や価値観の多様化にともなって、共感できない事柄も増えたため、共感できない事柄にはあえて共感もしなかったりします。
根が真面目でいいヤツは共感できないのは私が人間として劣っているからだなんて思いがちですが、あまりにも考えが及ばない考えの人もいたりして、理解できないことが多いのも現代の特徴です。
んで、こういった道徳心へ訴えかける言葉の数々は優しい人ほどまに受けやすいのでより注意が必要です。
思いの暴力と言いますか?善意の暴力と言われるゆえんです。
それらにすべて共感していると疲れますし、さまざまに思いをめぐらせたり、解決策を探したところで解決できないようであれば思いをめぐらせるだけムダな話です。
テレビなんかを見ているといらんな情報にあふれていたりしますが、それらは問題であったりしますが、解決するつもりのない問題だったりすれば見るだけ時間のムダなので見ないことをオススメいたします。
なので、現代は根が真面目でいいヤツには大変生きづらい世の中だと思われるので、ほどほどに付き合った方がいいと思う話です。
以上、三浦春馬さんのような責任感の強いタイプは無責任な言葉で追いつめられる話でした。
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