ハンバーガーと時給.001

安い商品に行列ができるのは貧しい国の特徴


日本は長らくデフレに苦しんでいる国だったのですが、

新型コロナの影響で物資の供給がしぼられるとき、

インフレ懸念に悩まされるようになりました。


デフレに苦しんでいたのに…です。

物を安く販売する際、

喜んで行列を作る人もいるのですが、

実はその裏で給料や時給が下がっていることに気がつかない人が多いです。


本日はこの理由について、考察をくわえてまいりたいと思います。

商品の価格を値下げすれば実は時給も値下げされている?!


ハンバーガーを600円で販売する際、

1個売れば600円の売上がたちます。

  • 600円×1個=600円

です。

それがもし300円に値下げされた場合、

  • お得だっ!

と思って行列ができますが、

2個売らないと600円の売上がたたないことに気がつくと思います。

  • 300円×2個=600円

だからです。


ハンバーガーと時給.001

これを1日の売上で見たり、

1時間の売上で見れば、

働いている人たちは、

  • いつもの2倍働かないと普段の売上に満たない

ので、

  • 2倍働くことに気がつかれると思います。

時給であれば2時間働いて同じという計算が成り立つからです。

つまり、時給も同じように2分の1になってしまっていることに気がつかれると思います。

安売りはいつもの2倍売ることを求める働き方制度


企業は営利活動をおこなうので、

値下げして2分の1で販売しても、

同じ時給の金額を支払わなければなりませんが、

その時給の時間内の労働は、

  • 2倍余計に売ることを求められる

からです。

安売りに行列ができて疲れるのはそのためです。

安くしたためにいつもの2倍売らないと同じ売上にならないからです。

逆に言えば、

  • いつもと同じ仕事をしていたのでは、
  • いつもの売上には届かない

ことをあらわしていると思います。

つまり、

  • 安売りは時給労働者にとって不利な制度で、
  • いつもの1時間をより忙しくする1時間

であることに気がつくことになると思います。

一見、時給は下がっていませんが、

  • 1時間の内容は、
  • 2倍ないし、
  • いつも以上に売らなければならず、
  • 手数は増えていて、
  • より細かくなっている

からなのです。

それは実質的な時給の値下げを意味していて、

  • 同じ1時間なのに、
  • 手数は2倍で、
  • まるで2時間のような1時間

という内容にも気がつくことになると思います。

  • 商品を安くすれば売れます。
  • それはお得だからです。

お得な理由は労働者のタダ働きのせい タダで働かせていいワケはないから


ですが、その影で、

時給労働者は時間給を実質的に値下げされていて、

いつもの2倍働くことには無自覚な人が多いように思いました。

  • 実はそのお得な理由は
  • 労働者の犠牲の上に成り立っている

からお得なのです。

安い物が買えるのはありがたいことです。

ですが、新型コロナの件で明らかになることは、

実質的には労働者の犠牲の上に成り立っているという事実であったりします。

新型コロナの給付金に関しても、

  • 全額現金にするか?
  • クーポンにするか?

もめていたりします。

ですが、社会保障費や医療費も5割を超えそうな今、

それは労働者へのタダ働きを求めていることに気がつかれると思います。


  • 現金で配ろうが、
  • クーポンで配ろうが、

あとから税金で請求されるので、

それは

  • 労働者にタダで働け!

ということを物語っているからです。

  • 目先のお金は動きます。

そして、あたかもそれは

  • お金をもらって
  • お金を使う

感じにはなりますが、

あくまで体裁だけで、

その実は、

  • 労働者が働いて、
  • あとから納税で返す

という

  • タダ働きの構造

になっているからです。

売上もたってないし、

給料ももらえていない人も多いのですが、

とりあえず

  • お金を配って、
  • お金を使って、

あとで納税から回収する仕組みだからです。

それを繰り返していると、

お金はどんどんなくなってゆき、

最後には紙切れになってしまうと思います。

5割が社会保障だと言うことは、

  • 給料を14万円もらっていたとしても、
  • そのうちの半分の7万円は社会保障の支払いに消える

という意味だからです。

社会保障と財政の危機 (PHP新書)
鈴木 亘
PHP研究所
2020-11-13