マルクス(1)

お金を配れば物を欲しい人が増え、需要が伸びることによって物価が上がる


お金を配りすぎたせいか?

インフレ懸念が高まっています。


だったらお金を配らなければよかった話になるのですが、

経済学をわからない人たちはインフレーションやデフレーションに対する理解にも違いや誤解があるようです。

そこで本日はこのインフレーションとデフレーションの本質的な理解と単純な比喩でわかりやすく伝えることを目的とします。

お金を配るとインフレ懸念が強まるのは、

単純にお金を配ったことによって、

  • 物を欲しい人が増える

からです。

経済学では需要曲線と供給曲線が基本で、

需要と供給が交わる所で価格が決まります。

  • 需要は物を欲しいと言う心理です。

  • 供給は物やサービスを与える物質的な量です。

お金を配ることによって、この、

  • 物を欲しい人が増えれば、

自然と需要は高まります。

なので、デフレ対策にお金を刷るのはそのためです。




お金より物の方が不足するのでインフレになる お金を配った分、物が供給されないと物価は戻らない


デフレは逆に、

  • 物の方が多い

ので、

  • 物があまることによって価格が下がっている

状態だからです。

そこにお金を刷れば、単純に、

  • 欲しい人が増える

ので、

  • 価格は元に戻る

と考えます。



今はコロナ禍でお金を刷りすぎた結果、

  • 物を欲しい人が増えた

状態なので、インフレ懸念は当然強まります。

逆に言えば、

ここで

  • 物をたくさん製造することによって物をたくさん供給

すればインフレ懸念も払拭されるのですが、

半導体なんかもそうですが、世界中で物不足が加速しています。


株価が上がるだけでは景気が回復していない理由


バイデン大統領がキャピタルゲイン課税を検討しているのも、

  • コロナ禍で配ったお金が
  • 株やビットコインに投資され、
  • お金でお金を稼いだ人たちが増えた

からです。


多くの人たちは経済のことがわからないので、株価が回復すれば

  • 景気がよくなった

と言いますし、

ビットコインの価格が上がっても、

  • 景気はいい

と言ったりします。

  • ですが、安心してください。

  • それは確実にあやまりです。

景気がよくなるのは、

  • 物が売れて儲けが出ている状態

であり、

  • 株価が上がるだけでは景気は回復していない

ということを説明します。

アメリカではワクチンが開発されたり、

ワクチンが供給されるとワクチン会社の企業の株が上がったりします。


ですが、それは多くは期待であったり、信用である場合が多いので、

これら期待と信用は分けて考える必要があります。

というのも、企業の方では最終的に営業利益や経常利益の部分が儲けになるからです。

ですが、多くは売上高が上がれば投資されたり、単純に期待だけで投資されます。

それは仮想通貨のドージコインを見ていれば得体の知れないコインにも期待だけでお金が集まる現実を思い知らされることになります。


物を売れば売上高になるが損失や利益が出ているか?は別問題


売上高について考える場合、

500円の商品を値引きして100円で売っても売上高は変わりません。

つまり、1000人に売っても、

売上高は、

  • 500×1000=50万円

なのです。

ですが、これは1個当たり400円損してるので、

  • 400×1000=40万円

の損失になります。

商売の場合、いくらで売ろうが元々の金額が売上高になるので、

それと値引きの金額は違い、

いくらでも売上高を上げる方法はあるからです、

あまった10万円が本当の売上高なのですが、

そこから人件費や営業経費などを引けば赤字になることが想像できます。

ですが、株に期待する人たちの多くは売上高ばかりを見て投資をしたり、

単純に株価が下がってお買い得という理由だけで投資しているのが実際であったりします。

そうなると、実際には不景気なのですが、株や仮想通貨ばかりが上がる現象があらわれます。

実際に企業が赤字ではなく黒字で、儲けを確保していればこんなことにはならないのですが、

赤字会社に投資され、その赤字が明るみになる段階で株も売却されます。

すると今までよかった景気も悪くなったように感じますし、株価一つで景気の良し悪しが決まるような印象にならのですが、

  • 安心してください。

  • それがあやまりだからです。

いったん上がった物価は供給量が増えない限り元には戻らない


つまり、先の例えで言えば、

  • 物を欲しくなるのは、
  • 商品でも株でも仮想通貨でも一緒

です。

  • 物を欲しい人が増えれば、
  • 物を欲しい人たちはたくさんの物を購入します。

ところが、

  • 商品であれば使うだけなのですが、
  • 株やビットコインに投資される場合、
  • いらなくなったら売ることもできます。

と言うことは当然売られた場合はまたお金を手にしますし、

欲しい人が増えるというからくりになるのです。

お金を配った結果、

株やビットコインの価格が上がりました。

先物取引では原油やとうもろこしや小麦粉の価格も一時上がりました。


と言うことは、上がったタイミングで売った人もいるので、

さまざまな物の値段が上がり、

上がったタイミングで売った人が多いこともあらわしていると思います。

ですが、

一度上がってしまった物は供給を増やさなければ元に戻りませんし、

欲しい人を減らさなければ価格は元に戻らないことに気がつかれると思います。

以上の現象を簡潔にまとめると、

  • コロナ禍でお金を配った結果、
  • 物を欲しい人が増えました。

それにより、

  • 株やビットコインを買ったり、
  • 原油やとうもろこしや小麦を買ったため、
  • 物の値段が上がったし、
  • 売った人たちはさらにお金を増やしました。

さらに欲しい人が増えたこともあらわしています。

逆にこの状態で売られると、

  • 物の値段が上がった状態で、
  • 生産をしたり、
  • 生活をしなければいけない

ことになります。

  • 企業は生産コストが上がります。
  • 家計でも家計支出が増えることになります。

稼いだ10万円と

何もしないでもらった10万円は、

単純に、

  • 物を欲しい人を増やすだけ

なので、

  • 物を欲しいと思うライバルが増える分、

価格が上がっていくのがインフレーションの単純な仕組みだからです。

逆に言えば、

その後の生産コストや生活コストは上がってゆくことになるので、

やらない方がいいと言うのが経済学的な説明なのです。

配ったお金は何を買っても自由なので、

株は株価を上げるし、

ビットコインはビットコイン価格を上げるし、

原油は原油価格を上げてしまうからなのです。