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需要が急速に変わっていることを放置してきた専門家たちの重罪


新型コロナの影響が経済にもあらわれはじめました。


当ブログでは以前より指摘していた事柄なのですが、

  • 経済のことをよく理解していない専門家は
  • 実際にその事柄が起こってからあわてふためく

ので、

  • 専門家と言えないのでは?

と思う昨今であります。


コロナで鮮明なのは、

  • さまざまな需要の変容であるし、

  • さまざまな産業の構造変容

であります。

  • Go Toキャンペーンなどで経済を回せ!

と言っていた専門家なんかも、

それは

  • 安いから利用する

のであって、

  • 高ければ利用しない

という当たり前のことに気がつきませんでした。

それはビットコインと同じように、

  • 安ければ買い増す

が、

  • 高ければ売る

のと根底の考え方は一緒なのです。


つまり、

  • 需要がない

のです。

だからこそ、

  • 安ければ利用されますし、

  • 高ければ利用されない

のです。

そのミスマッチが深刻な不景気を生むとともに、感染者の増大もともなって経済自体が困難な状況へ追いこまれました。


10万人の解雇は10万人分の納税者を減らしてしまう


コロナで解雇が増えれば以下の現象が生じます。

  • 解雇分の納税金額の喪失
  • 解雇分の給料の喪失
  • 解雇分の生活費の喪失
  • 失業手当分の現金の需要

です。

リストラは人件費の削減なのですが、その一方でそこに住む従業員の生活費の削減にもなります。


つまり、従業員がそこで生活をしていれば10万人分の、

  • 家賃や電気、
  • ガス、水道代

がモロモロ10万人分縮小していく過程をたどります。

当該企業は一見、人件費分得をするように見えますが、実は背後にてさまざまな企業が連鎖的に売上を縮小してゆくイメージはまだできていません。

そのうち、

  • 出ていく者と
  • 残る者

に分かれますが、出ていく者が多くなればなるほどこの企業も結果的に売上を縮小してゆくことになります。

そして、なによりもリストラされた人が一番落ちこんでしまうと思われますが、

  • 安心してください。

働いている人の方が強いのです。

今後は年金や社会保障の見直しがおこなわれます。


これは逆に言えば不景気に突入するので、さまざまな制度の維持が困難になってくるからです。

  • 年金制度や
  • 医療保険制度
  • 生活保護制度

などの見直しは避けて通れないので、どちらも依存的に利用しない方法が推奨されます。

依存的になので、困ったら利用した方がいいのは当然のことです。

依存的に利用するのがよくないのは、

  • なくなる可能性の方が強い

からです。

もちろん、

  • そうなったら困る!

っていう人たちは多いのですが、そもそもこれらの制度は納税者の納税がベースとなっているので、納税者自体が減ってしまえば維持ができないからです。

なので、

  • なくなったら困る!

という人たちは、この納税者を増やす方法をもって議論してください。

いくらさまざまに議論したところで結局、無い袖は振れないのです。

  • 今まさに働いている人が困っていれば、
  • 誰を助けないと行けないのでしょうか?

経済は働いている人がいないと回らないという基本


住宅ローンも返せない人が5万人にのぼることがニュースになりました。


これも一見、返せない人が困るような論調ですが、実は一番困るのは、

  • 銀行である

ということに気がつく人は少ないと思います。

今、地銀も岐路に立たされていて、住宅ローンの返済はその存亡の危機にかかわります。


住宅ローンは銀行が不動産に支払う債権だからです。

その債務が焦げつけば仮に差し押さえしたとしても売れなければ資産化されることがなくなってしまうからです。

先のコロナ解雇で10万人がいなくなった過程を想像すれば理解できますが、

新たに5万人がそこを出れば、5万人分の

  • 家賃や電気、
  • ガス、水道代

が失われ、経済の縮小はますます加速してしまいます。


その経済の縮小した地方で、差し押さえした物件がそのままの価格で売れるはずはありませんし、売れたとしてもますますの値下げは避けられないからです。

逆に言えば、そこに住んでもらった方が経済の縮小は抑えられるのでは?

という発想も必要なのです。



新型コロナであきらかになったことは、さまざまなお金や物や人の移動も、

結局のところの、

  • 人の生活が土台

となる点です。

つまり、そこに人がいて、何かしらの生活をしていなければ経済は縮小していきますし、それにより経済が回らない事象へと追いこまれることに気がつかない人が多いのだと思いました。

つまり、

  • 経済が回らない

と言うのは

  • 営業しない

からではなく、

  • 支払いが止まる

ときなのです。

それは、

  • 人がいなくなるとき

であるし、

  • お金がなくなる

ときなのです。

逆に言えば、この、

  • 人がいなくならない方法

を考えれば経済は縮小していかないし、経済は回りつづける

と言うことができます。

営業するもの勝手ですし、飲食店や旅行業を救うのも勝手なのですが、

最終的にそこに人がいなければ

  • 回るものも回らなくなる

という話でした。

回る余裕がある今だからこそ、正しく理解し、正しく先手を打つべきだと思うのです。

コロナ貧困の現実
田辺泰彦
2021-01-10