常識 (1)

日本でも財政のことを心配する人が増えはじめてきた


新型コロナでコロナ不況におちいってから日本でも財政破綻への懸念やMMT(現代貨幣)理論にも疑いの目が向けられるようになってまいりました。


  • 財務省へ財政が大丈夫か?

聞くバカにお目にかかったことはありませんでした。


ジャーナリストであれば自分で調べて自分で答えを探してください。

財務省はおそらく大丈夫としか言えませんよ。

ですが、古くは昔から、リーマンショック直後の頃から言われていた話で、日本には数々の長期債務は存在していました。

国鉄の長期債務もそうですし、一連の銀行の不良債権なんかは何かなかったことにされてました。
 

政治に関する意見もタブーで、お金のことについて話そうものなら非国民的な目を向けられたのも記憶しています。

私が尊敬していた青木雄二もけっこうもっともなことを話して聞かせてくれたのですが、今は亡き人になってしまい、今の日本をどのように眺めているのか?

非常に気になるところです。


当ブログでも一貫して日本には財政破綻の危険があるし、日本円を刷りすぎればお金の価値が低下して相対的に物の価値が上がり、ハイパーインフレになってしまう点を指摘しております。


そこで今回は形を変えて、では財政破綻やハイパーインフレになるとどのようにおそろしいことになるのか?


レバノンやベネズエラを参考に考察し、そこでとれる対策を記していきたいと思います。

通貨の危機は通貨の価値を下げ以前のような生活に戻れなくなる


今かりに月々15万円稼いでいたとしても、それは、

  • 1ドル108円の
  • 15万円

なのを覚えておいてください。

  • 150,000÷108=1389ドル

相当の価値を稼ぐという意味です。

ここに通貨危機がきて昔のような1ドル360円になればその場合、

  • 150,000÷360=417ドル

になってしまうことに気がつくと思います。

かりにもっと危機になり1ドル1,000円になれば

  • 150,000÷1,000=150ドル

になってしまうことに愕然とするはずです。

つまり、今1か月分の給料が15万円なのはドルに対してのレートなので、通貨危機が発生し、ドルに対してのレートが下がってゆけば今のままでも今のままを維持するのは難しくなる話なのです。

  • 給料は変わりません。

ただ対ドルや他の通貨に対して日本円の価値が激しく低下してゆけば、日本円でいくら稼いだとしてもそれは対ドルや他の通貨のレートで価値が目減りしてゆくという点なのです。

そこを見落としている経済学者や識者の方が多いと思いました。

ベネズエラでのコンドームの値段は給料3ヶ月分以上


かりに財政破綻をしなくても通貨危機で対ドルのレートが下がれば、あなたがいくら15万円分稼いでも、買える物は半減か、150ドルに等しくなる可能性がゼロではないのです。

【2月12日 AFP】ベネズエラ中央銀行は11日、2020年のインフレ率が約3000%だったと発表した。

 石油資源が豊富なベネズエラは近代史上最悪の経済危機に陥っており、マイナス成長が7年続いている。食料や医薬品のみならず、せっけんやトイレットペーパーといった日用品も不足しており、深刻な状況だ。

ベネズエラでは通貨危機とハイパーインフレの影響でコンドームが4ヶ月分の給料に値上がりしています。

ここ最近のベネズエラの首都カラカスでは、コンドームは3個が4.4ドルで販売されている。

4.4ドルなんか高くないと思うかもしれないが、ベネズエラの賃金は1ドル(約110円)を上回る程度。つまり3ヶ月働いてもコンドーム3個分の4.4ドルにも届かないのだ。

これも突きつめて考えれば給料が低下しているワケではなくて、対ドルの価値が低下しているので起こる現象なのです。

極端な話、自国で製造すればいい話にもなりますが、製造には各種エネルギーとして石油や灯油、電気などが使われるため、その値段も価格に影響を与えます。

なので、農業のような完全に自国で生産するものについては影響は軽微にとどまるとみています。

ただその場合は奪い合いとなるため、需要と供給に応じ、価格は少なくとも暴騰します。

通貨危機がおそろしいのは通貨危機が戻るまで、元の生活へ戻れなくなる点です。

つまり、給料は変わらないのですが買える物が少なくなったため、買われなくなります。

今まで普通に手に入れていた物でさえも給料をためて何ヶ月かしないと買えない物になってしまうからです。

ヒーメイダンさんは「2万レバノンポンドを稼ぐには70~80杯のコーヒーを売らなくてはならない」と話す。これは2年前なら約13米ドルに相当したが、今では闇相場で2ドル20セントにしかならな...

通貨危機がおさまり、対ドルで元のレートに戻れば元どおりに戻りますがそれがいつのことになるのか?わからないため、治安は悪化し、国外逃亡する人が出てきてしまいます。

レバノン史上初めて米ドルが1万レバノン・リラに達したことを受けて、3月2日(火)にベイルートその他の都市で始まったデモは、昨夜(3月4日)全国各地の主要道路で続いた。

治安が悪化する原因も、警察官や自衛官のような公務員でさえ通貨危機には逆らえないので、給料は変わりませんが買いたい物が買えなくなるからなのです。

それによりモチベーションは低下し、不正や汚職があとをたちません。

彼、彼女らは時に形ばかりの裁判を受け、収容所で拷問を受けたり、処刑されたりしているのだ。収容所で死亡した人の数は1万4000人にのぼる。すでに解放された人たちも含めると、120万人がこれまでにシリア政府によって収容所に入れられた計算だ。

モチベーションの低下をおさえるには給料を倍支払うか?かなりの給料を上げないと欲しい物が買える生活ができなくなるからなのです。

この状態へ突入すると貯金も困難であるし、今まで普通にもっていた資産ですらも維持していくことが難しくなります。

なので、今のうちに持っている資産は温存しておいた方がいいと思います。

そのためにビットコインをオススメしています。


逆に言えば、もし通貨危機がいったん起こってしまえば、今の15万円でさえも二度と稼げなくなるであろう話です。

それは1389ドルという意味で1ドル108円での1389ドルという意味です。

逆に言えば今の日本は非常に恵まれていて、格差も少なく、貧困も少ないのです。

世界ではもっと格差が広がっていて、貧困も増えております。

なので今できる対策は今のうちにしておくことをオススメいたします。

これはけっこう大切なことであると思っています。

もしかりにですが、一度、通貨危機や財政破綻がくるとあの頃には戻れなくなる話だからです。

大震災もそうなのですが、起こる前に考えることは非常に難しいと思います。

ですが、一度起こってしまうと簡単に元には戻れないので対策は必要だと言う話です。