田中角栄

ブラック企業で生き残る勇気


ブラック企業にお勤めのみなさん、こんにちわ。

日々無理難題に直面してお悩みのことか?と思います。

そこで今回はブラック企業の特性を振り返り、考え方的にも楽になる考え方をご紹介いたします。

それらをマスターすればブラック企業でも生き残りは可能ですし、変に悩まなくて済むようになるのかもしれません。

ブラック企業は人は石垣、人は城


  • 人は石垣 人は城

と言う武田信玄の有名な言い伝えがあります。

武田信玄公自体、その息子の勝頼が織田・徳川連合軍の鉄砲隊へ騎馬隊で突進していったあたりある意味、特攻隊のブラック武将です。

我々と同じ匂いがプンプンします。


そして、みなさんがブラック企業に勤めて悩まれるのは、おそらく、

  • 「こんなことをしてていいのか?」や
  • 「こんなことをしている場合ではない」

といったギャップであったりします。

もちろん、ご自身が成長したい場合は辞めた方がいいでしょう。

ですが、ブラック企業でも居れば給料はもらえるワケなのです。

そこで生活と割り切る勇気が必要になります。


なのであまり深く考えずに、そこにいる人に合わせる技術が求められます。

正義なんか関係ない 多数決が正義と心得よ!


正義感の強い人はよく正義を振りかざしますが、そこはよく考えてみてください。

ブラック企業においてはオーナーは経営者ですし、経営層の幹部もいらっしゃいます。

そして、あなたは一介の従業員なので、正義を振りかざしたところでかなうワケはないですし、その正義自体、ムダである場合が多いのです。

世の中には成長したい人もいますが、変わりたくない人の方が大多数であったりします。

変えることは非常に面倒くさいことですし、手間がかかることだからです。

なので、今ある環境をしっかりよく考えて、そこから物事を考えることをオススメいたします。

つまり、正義や改革なんかも必要がない場合が多いですし、さまざまなアイデアが浮かんだとしてもそれはムダなアイデアになる可能性の方が高いのです。

なので、若い人はとくに今まで勉強してきたことから本当にいいアイデアが浮かんできたとしても、それを口にした際、まず、周りの様子をうかがいましょう!

多くは若者の意見の方が正しかったりします。

ですが、ブラック企業では高齢者や女性が多く、変えたくない人が多いので難癖をつける場合が多いのが実際です。

なので、ブラック企業における正義とは、

  • 正しさそのものではなく、その場にいる人の多数決が正義と心得よ!

となります。

あなたが変われば正義も変わる


あなたは間違っている、もしくは狂っている、と思っても、多数が支持した内容であれば、それをもって正義と解釈するあなた自身の工夫が必要になります。

つまり、あなたは間違っている、や、狂っていると思ってしまいますが、多数が支持しているので、それは正義なのです。

つまり、単刀直入に、あなたがそこでは間違いなのです。

ですが、そこは落ち込まないでください。

正義にもあなたの正義とそこのコミュニティーの正義が存在します。

なので、一般的な正義ってございません。

あなたがそのコミュニティーに属している限り、そのコミュニティーの正義は尊重しなければなりません。

ただし、一般的にはおおかた、あなたの正義の方が正しいと思います。

自信をもってご自身の解釈を曲げることに努めてください。

それは強く思い込むことによって実現します。


不景気に正義は必要ない


おそらく正義感の強い人はここで心が折れて辞めてしまうパターンが多いのだと思いますが、正義って本来は必要ありません。

世の中が豊かで余裕がある社会であれば正義の実現は望まれます。

世の中が貧しくて余裕がない社会であれば正義は参考程度にとどめてください。

それぐらいどうでもよいことなのです。


まずはご自身の置かれた環境をよく理解し、適応してください。

正義を考えるのはそれからでも遅くないはずです。


会社の利益や売上よりも人が石垣


人は石垣のように、ブラック企業では人がすべてです。

つまりすべての業務で実務スキルよりも人間関係スキルの方が優位に働きます。

ブラック企業の仕組みをよく理解していない人たちはそこで必死に頑張ったりするのですが、あまり思ったような結果は残せません。

つまり、つまらないからです。

ブラック企業では人に尽くしたり、人にどれだけかかわり、どれだけ思い出を作ったか?の方が重要であったりします。

誕生日や好きな物は絶対、記憶せよ!


一緒に働いている人の誕生日や好きな物を覚えていた方がサプライズも加わり、評判がよくなります。

できれば大勢の人が見ている前で誕生日をお祝いしたり、巻き込む力も評判をあげます。

それは先ほども述べましたとおり、利益や売上よりも重要なスキルとなってきます。

好きな物をプレゼントしたり、好きな物を覚えているだけで話のネタは尽きませんし、何より思いが伝わります。

このようにブラック企業においては、

  • 利益や売上といった無機質な数字よりも
  • 誕生日や好きな物といった思いが伝わる表現

の方がきわめて重要になります。

そしてそれが現に人を動かしますし、尊敬の念も与えられます。

男性はこの点をよく誤解していて、結果を残せばついてくるなんて考えがちなのですが、正直、甘いです。


作業に没頭するあまり仕事がよくわからない


ブラック企業においては仕事の成果や結果はよくわかりません。

仕事をする事が大切なあまり、結果を見る暇がないからなのです。

これがブラック企業が豊かになれない原因であったりします。

毎日忙しく働きます。

忙しすぎて暇がないのです。

なので普段の仕事を振り返っている暇がないですし、与えられた作業をひたすら繰り返します。

そこで作業を改善するのも困りますし、実際、その改善がいいものか?どうか?の判断もつかなかったりするのです。

つまり、毎日繰り返しているので、毎日繰り返しているやり方の方がやりやすいのです。

これは嘘のようなホントの話なのですが、ぶっちゃけ年をとってきたり、長らく同じ事を繰り返したりするとこうなります。

世間ではこれを思考停止なんて表現しますが、ホント、思考停止なのです。

なので、その環境に入って、自分はどういうポジションでどういったスタンスをとればいいのか?

しっかり見極めた上で対応するように心がけた方がいい気がしています。

いずれにしても、何をやるにしても人間関係がすべてとなりますので、会社の利益や売上のことはあまり考えないようにした方がいいということをオススメしております。

以上、ブラック企業の元社員が教える生き残る方法の話でした。