松永久秀

人生に失敗はつきもの 降伏の条件がととのえば素直に降伏してしまった方がいい


戦国時代に切腹という降伏があったように、

現代でもみずからの命を絶ってしまう人がいたりして悲しい思いがします。


戦国時代であれば逃げられずに、

むしろ

  • 家臣を守るために切腹して降伏した

のですが、

それも秀吉の頃からは、

  • 領地安堵

という形で、

  • 切腹せずとも降伏できるシステム

が構築されたように思います。

豊臣秀吉は、

みずからが足軽出身で

戦の大変さをよく心得ていた

からなのだと思います。


なので、どちらかと言えば、

  • 野戦で戦うのではなく、

いっぺん怖い目に遭わせて、

その後、

  • 降伏をうながす調略

がとられました。

それにより、

切腹などもあったのですが、

  • 領地安堵

や、場合によっては家臣もろとも抱えて、

  • 降伏の条件

としました。

そうすれば、戦うことなく領地を手に入れられるからです。

実際、戦には、

  • 足軽分の手当てがかかり、
  • 兵糧も要します。

それが一切かからないとなれば、

  • 降伏の条件をのんだ方が得をする

からなのであります。

本日は、この降伏をめぐっての考察を深めてまいりたいと思います。

戦国の猛将 松永久秀に見られる男のくだらない意地


戦国の猛勇の松永久秀は、

有名な平蜘蛛という茶器を持っていることで有名でした。

数々の謀反を起こし、最期は信長に反旗をひるがえしてさえ、

その茶器を渡さなかったことで有名です。


  • 信長に茶器をくれてやるぐらいなら、
  • 茶器もろとも爆破してくれるわ

と言って茶器に爆薬を詰めて自害した話は有名です。

そのことから、戦国のボンバーマンと言われております。

ですが、よーく考えてみてください。

  • 死んで亡くなってしまう

のですよ。

  • 死んで亡くなったら何も残りません。

このように、

意地や嫌がらせのために最期の命を消すのは、

愚か者のやることです。

逆に言えば、ここはさっさと茶器を渡してしまって、

油断した頃にもう一度、

  • 反旗をひるがえすのが正解

です。

  • 人生は挑戦です。

いつまでたっても

  • try again!

です。

降伏をするのが難しいということは、

松永久秀の自害にもあらわれていると思います。

プライドや意地のために降伏できない人は本末転倒


人間はさまざまなプライドや意地や意地悪から、

最期にものすごい力を発揮します。

ですが、それで命を失ってしまえば本末転倒で、

  • 失った命は二度と戻ってきません。

  • どんなにプライドがあって、
  • どんなに意地があって、
  • どんなにすごい嫌がらせをした

としても、

  • 失った命は戻ってこないからです。

そして、本当に悔しい思いや、

プライドや意地や、

嫌がらせの精神があるのだとしたら、

茶器でも何でもあっさり渡してしまって、

相手が油断した頃、

手のひらを返して、もう一度、反旗をひるがえすべき

なのです。

  • 人生は挑戦です。

いつまでたっても

  • try again!

です。

それで殺されれば本望、

  • そのときは悔いのないよう、
  • 命を使いきりましょう!

人間はどちらかと言えば、

プライドや、意地や嫌がらせ

といった

  • どちらかと言えば命とは本質的に関係のない事柄

にもこだわりを見せる場合があります。

それは

  • 正しさであったり、
  • 今までのやり方であったり、
  • 統一された形式美であったり

します。

ですが、

それらは知らない間に築かれたり、

知らない間に変わっていっている事柄であるので、

命は最優先であることに気がつかれると思います。

あの、戦国時代に、

  • 城でも、
  • 家臣でもなく、
  • 有名な茶器を渡したくないため

に自害を果たした松永久秀は、

  • 本当に戦国武将なのか?

と思う昨今であったりします。

意外に今日にも通用する、

  • アダルトチルドレン

なのかも知れません。

  • 現代は降伏したとしても、
  • 失う物は何もないワケ