「赤坂自民亭」のひとコマ(西村康稔官房副長官のツイッターより)

ブラック企業は人間関係で出世ができる?!って本当?!


ブラック企業に勤めていると、

非常に

  • 決断力のない上司や、
  • 優柔不断の上司

にめぐり会ったりします。

通常、

上司は決断力がなければなれないのですが、

ブラック企業においては、

  • 人間関係で出世できたりする

ので、こういった上司は

今後、増えてゆく傾向にあるのだと思います。

そこで、本日は、この

  • 人間関係を使って出世をしてゆく人と、
  • そのスキルとそのスキルにおける弊害

について考察を深めてまいりたいと思います。

人間関係の円滑な人や調整役が上司やリーダーに向かない理由


仕事で業績を残したり、

業務上、優秀な人は、

決断力もありますし、

やり方や方法もブレません。

それはその人なりのポリシーがありますし、

そのやり方や方法でのぼりつめた自負がある

ので、

  • ブレない

のだと思います。

この

  • ブレない

人が、本当の意味での上司に当たるのが理想です。

では、

  • なぜブレるのか?

といった問いが、

  • 人間関係を使って出世をしてきた人の特徴

で、

  • その答えになる

と思います。


ブレる理由は

  • やり方や方法の正解が人の意見

だからです。

人間関係を使って出世をしてきた人は、

  • 人の意見を尊重します。

それは主に調整役と言われたり、

さまざまな利害関係者を、

  • ほどよく調整する能力に優れた人

である場合が多いからです。

それはそれで才能なのですが、

一番の問題点は、

  • その人自身にやり方や方法といったポリシーがなく、

その多くは、

  • 人のやり方や方法の間をとって妥協点を探す

のに秀でた点だけだからです。


なので、

  • その人自身は?

と言われれば、

大したポリシーもなく、

  • ただ人の意見を待って、
  • 妥協点を探す

のが仕事となってしまうからです。

このように調整役と言われる上司の欠点は、

  • 自分の意見がない

というところにあるのだと思います。

それは逆に言えば、

  • 自分の意見がある

人は調整役に向かない

ことも意味します。

飲み会はさまざまな人の意見や愚痴のデータベース


人間関係を使って出世をする人は、

努力をまったくしないワケではありません。

むしろその逆で、

たくさんの努力をしている人がほとんどです。

日本で多い飲み会も、

実はこう言ったさまざまな意見の調整や、

さまざまな愚痴の吐き出し口として機能しているので、

調整役の上司はここから誕生する場合がほとんどです。

かなり努力家の上司ともなれば、

  • 上司の飲み会のほかに、
  • 部下との飲み会にも参加し、
  • はてはバイトの人たちとの飲み会や、
  • 取り引き先との飲み会にも参加する

ので、飲み会代はかなりの金額にのぼっているものと推察されます。

ですが、この飲み会代を上回るパフォーマンスを人間関係で発揮するので、

それがきっかけで出世をし、

それがきっかけで仕事にめぐり会える

ので、こういった飲み会は絶えることがないのが

日本文化であるような気がしております。

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しかし、弱点はやはり、

本人自身では決断力に乏しく、

  • 人は城、
  • 人は石垣

のように、さまざまな人の意見があって、

はじめて成り立つ人材のような気がします。


コロナ禍の不景気になって、

  • あれも?
  • これも?

の時代ではなくなり、

  • あれか?
  • これか?

の時代に突入する現代では、

このような人材はあまり必要とされなくなる予感がしております。

それはどちらかと言えば貧しくなるので、

  • あれも?
  • これも?

チャレンジしている余裕がなくなり、

  • あれか?
  • これか?

を選択して、

失敗してしまえばそれまでだからです。

さまざまな人の意見を調整して妥協点を探してゆく手法も、

  • あれか?
  • これか?

の時代になれば、

おのずと二極化となるので、

黙っていても、

  • イエスか?
  • ノー?

になってしまうことになります。


つまり、今までは幅広く間をとってごまかしていた問題でさえ、

  • ごまかせなくなってしまった

からです。

日本は島国なので揉めごとが嫌いです。

そして、その揉めごとを避けるために飲み会があったり、

派閥があったり、

調整役ができたりします。

ですが、よく観察すると、

それらは余裕があったからごまかせたワケで、

昔から揉めごとはあったし、

派閥もあったし、

調整役もあったので、

ごまかして先延ばしにしてきただけという事実に気がつかれる

と思います。

逆に言えば、

派閥や調整役がいる

ということが、

まだ余裕のあるあかし

で、余裕があるからこその

  • 調整役

なのだと思います。

それはその場を少しなごませたりするだけで、

  • いろんな問題を先送り

しているだけの気がするからです。

結局はどちらかに決めなければいけないのだとしたら、

それは本来、

  • 調整する必要がない

からです。