2023-05-06 ニュートラル.001

立場を明確にすると立場の派閥に属し、派閥争いに巻き込まれる


ブラック企業に勤務をしていると、たえず、

  • 『お前はどう思っているか?』

や、

  • 『反対なのか?』
  • 『賛成なのか?』

問われることがあります。

ですが、その答えにより、

あなたは、

  • 反対派になったり、
  • 賛成派になったり、
  • 〇〇派になったりして、
  • 派閥争い

に巻き込まれてしまいます。

そう、

  • 『お前はどう思っているか?』

や、

  • 『賛成なのか?』
  • 『反対なのか?』

  • 『推進してゆくのか?』
  • 『慎重にゆくのか?』

どちらかに立場を明確にすることにより、

  • その立場の派閥に属し、
  • その派閥の動きに呼応する

ことを求められるからです。

そこで本日は、

こういった組織において、

  • できるだけ立場を明確にしない中立の立場をつらぬく保身方法(スキル)

について考察を深めてまいります。

有利な敵につくか?不利な味方につくか?でも、最後まで生き残るのはどちらにもつかない中立の立場


かの戦国武将の筒井順慶が、

  • 洞ヶ峠で一歩も動かなかった

のは、

  • 山崎の合戦

で、

  • 明智光秀が有利になるのか?

それとも、

  • 羽柴秀吉が逆転するのか?

見極めたかったからです。


筒井順慶の悩める六月
中南 元伸
文芸社
2019-09-30


それにより、

  • 形勢を確認し、
  • できるだけ有利な方についた方が、
  • お家が安泰

と考えたからです。

ブラック企業でも同じことが言え、

かどに、

  • 〇〇派や、
  • 賛成派、
  • 反対派、

  • 推進派、
  • 慎重派

を明確にすることにより、

仲間はたくさんできますが、

  • 形勢が有利になったり、
  • 逆転したりしたさい、

  • どちらかが有利となり、
  • どちらかが不利となって

しまいます。

  • このYES(イエス)とNO(ノー)のような『二元論』

は、

どちらかにつけば、

  • どちらかが有利なときは利益を享受できる反面、
  • どちらかが不利になればたちまち不利益をこうむるリスク

を負っています。

つまり、

もし、あなたが

  • 応援していた人物や、
  • 応援していた方法や、
  • 応援していたやり方

が、

  • 採用されればやりやすい

のですが、

  • 不採用になったとき、
  • やりにくくなるばかりか?

むしろ

  • 反対の敵の立場

となってしまうため、

  • 不利益をこうむることが多くなってしまいます。

それは不思議なことに、

  • 賛成でも、
  • 反対でもなく、
  • どちらにも立場を明確にしなかった人よりも、
  • 不遇な処遇を受けてしまう

ことになります。

以上の事実からかんがみられることは、

  • 必要にせまられないかぎり、
  • できるだけ立場は明確にしない


  • 正解

となります。

つまり、あなたは、

  • 『どう思うか?』

聞かれたとしても、

  • 『賛成なのか?』
  • 『反対なのか?』

 問われたとしても、

  • 必要にせまられないかぎり、
  • できるだけ立場を明確にしない
  • 受け答え

が必要になります。

質問には質問で返す?答えたら負けの禅問答の術


そのさいに、

  • 『どう思うか?』

聞かれたとしても、

  • よくわからなかったり、
  • 自分には経験がたりなくて、
  • まだ判断できない旨

を伝えれば、

かわいい部下や、

かわいい後輩である場合、

むしろ不問に終わります。

それはこれ以上、聞いても、

  • 得られる答えが得られないだろう

ということをもうすでに伝えている

からです。

また

  • 『賛成なのか?』
  • 『反対なのか?』

にしても、

  • 『どう?なんですかね?』

と逆質問することにより、

  • 得られる答えが得られないだろう

ということを伝えることができます。

そして、この、

  • 『どう?なんですかね?』

は、その場の空気に応じて、

いかようにも使えるので、是非とも覚えておいてください。

つまり、

はじめの

  • 『どう?』

で周りの様子や空気をうかがい、

つぎの、

  • 『なんですかね?』

で同様に周りの様子や空気をうかがうことにより、

ほぼほぼ、

  • 全体の様子や空気を確認できる

からです。

つまり、

  • 賛成多数の場合でも、
  • 反対多数の場合でも、

よくよく観察をすれば、

この、

  • 『どう?なんですかね?』

の発言の最中、

  • 目が合う人の派閥の勝ち

である場合が多いからです。

これは非常に高度なコミュニケーションスキルのひとつで、

  • それぞれの顔や立場、
  • 態度が明確な場合、

  • 『どう?なんですかね?』

で目が合った人物が属する主義・主張の方が、

今回の会議や会合、
意見交換の場で、

  • 有利である

ことをあらわします。

それはどちらかと言えば、

会議や会合、意見交換の場で、

  • 『どう?なんですかね?』

という発言のときに目が合う人物は、

今回の会議や会合、意見交換の場で、

  • 自信満々な方

だからです。

  • 自信満々だからこそ、
  • 目が合いますし、
  • 目を背けない

のがその答えとなります。

逆に言えば、

  • 不利な方だからこそ、
  • 目が合わず、
  • 自信を失っている

と表現することも可能です。

それが、

  • 『反対派なのか?』
  • 『賛成派なのか?』

  • 『推進派なのか?』
  • 『慎重派なのか?』

はともかく、

会議や会合、意見交換の場で、

  • 自信満々な方

が有利なのは確か?

だからです。

逆に言えば、

  • 『賛成』や『反対』、
  • 『推進』や『慎重』、

よりも、むしろ、

この

  • 『自信満々』

の方が重要だからです。

かっこいい?かっこわるい?どーとでも言え!これが家族を守る保身スキル


多くの人は、

  • 『どちらか?』

と問われた場合、

決めかねてしまいます。

ですが、それは、

  • 『どちらが正しいか?』
  • 自信がない

からで、

自信がある人は、

  • 自分が正しいことを信じて疑わない

からです。

多くの場合、こういった問題が起こると、

  • 〇〇派に分かれたり、

  • 『賛成派』や『反対派』、
  • 『推進派』や『慎重派』

に分かれたりします。

そして、それにより、

  • 分科会や、
  • 意見交換会や
  • 勉強会や、
  • 飲み会

が開かれたりします。

そして、そうした切磋琢磨の中で、

  • 限界を知り、
  • 自信を失ってゆく

のですが、

この最後まで、自信を失わないとき、

その派閥の意見が趨勢になる場合が、

  • 経験上、多い

からなのであります。

それは最終的に立場を決めかねているとき、

  • 『どう?なんですかね?』

と言うときでさえ、

  • 『我々に味方をしてくれ!』

というアイコンタクトで、

  • 目を合わせてくる人物の派閥の
  • 勝敗が決した

と言えるのかも知れません。

よく煮え切らない上司や

判断をくだせない上司を見かけますが、

彼らはおそらく、

  • 煮え切らなかったり、
  • 判断がくだせない

のではなくて、

頭では

  • 『どちらか?』

わかっていますが、

趨勢が

  • 『どちらか?』

わからないだけだと思うからです。

それは家族を養っている

ので、

  • 自分の考え

ではなく、

むしろ、

  • 有利な方の考え

を決めかねているだけのような気がするからです。