松永久秀

景気が悪化すると組織が弱体化し個人が乱痴気騒ぎのお祭り騒ぎ


厚生労働省の幹部が飲み会を開いたことがセンセーショナルな話題となって飛び出しました。


日本医師会の中川会長も「耳を疑った」と表現したほどのおどろきです。


ですが、ブラック企業へお勤めのみなさんは、むしろこの

  • 「耳を疑った」発言の方が
  • 耳を疑う発言

なのだと思います。

  • 目には目を、
  • 歯には歯を、
  • 壁に耳あり、
  • 障子に目あり

です。

ブラック企業のみなさんはくれぐれも見つからないように飲み会は開催しましょう!

新型コロナの影響で日本中がブラック企業と化しているのだと思いました。


新型コロナで不景気が蔓延すると、

企業や組織も弱体化し、

弱体化すればするほど飲み会が重要になってくるということを

  • 幸か?
  • 不幸か?

理解できない人が多いのだと思います。

それはホワイト企業にお勤めだからです。

そのための新型コロナ対策だったのに、

  • 残念…。

  • 時すでに遅し

の様相なのです。

大企業を優先するとこういった下々の気持ちが理解できなくなるのは悲しい現実です。


どちらに転ぶか?わからない時代は一応どっちにもつくが正解


ブラック企業に

  • なぜ飲み会が多いのか?

と言うと、それは互いの

  • 腹の探り合い

の絶好の場だからです。

ご存じのようにブラック企業は裏切りの連続です。


たえずアンテナを張り巡らしておかないと明日は我が身で、

  • たちまちにして不利な境遇に置かれてしまう

環境にあるからです。

そして、ブラック企業の最後に特徴的なことは、

  1. はじめに人が辞めてゆき、
  2. しだいに人手不足となり、
  3. 最後はあの人も?という優秀な人材を奪われる

過程をたどります。

この点は豊臣政権の大阪の陣を観察すれば歴史的に証明できると思います。

豊臣政権からも人がしだいに徳川方へ流れ、人手不足におちいり、最後は優秀な人材も徳川方へ流れました。

ブラック企業の最後と特徴は同じです。

大阪の陣で頑張った後藤又兵衛なんかもその当時は浪人で、全国から浪人が大阪へ集まった話は有名です。

ですが、その背後では加藤清正が抜け、福島正則も抜け、最後に集まったのが真田幸村や後藤又兵衛だったのです。

この真田幸村も、お兄さんの信之の方は徳川方についているので、正直、お父さんの昌幸にしてみれば、

  • どっちに転んでも真田家安泰

というリスクヘッジのとれた布陣でした。

結果、大阪夏の陣で豊臣政権や真田幸村は亡くなりましたが、お兄さんの信之は徳川方についていたので真田家安泰だったのです。

それぐらい世の情勢を見きわめることはきわめて困難であるよい事例であると思います。

それと同じことが現代でも繰り広げられていて、

  1. はじめに人が辞めてゆき、
  2. しだいに人手不足となり、
  3. 最後はあの人も?という優秀な人材を奪われる

ターンに入っているものとお見受けいたします。

そのターンに入ると、正直、腹の探り合いで、そのためにお酒がいるのです。

つまり、シラフの状態ではなかなか腹を割らないからなのです。


落ち目の企業や組織からは優秀な人材や手塩にかけて育てた人材も奪われる歴史的過程


新年度と言えば歓送迎会なのですが、それで

  • 飲み会を自粛できるのは本当に仕事だけをしている方々で、
  • ブラック企業のように企業や組織に使われている人たちは自粛できません。

なぜなら、

  • 人は城、
  • 人は石垣、

だからです。

戦国の老害、信玄公のお言葉であります。

つまり、

  • 飲み会も仕事になるのです。

それは、戦国武将に城がなければただの人になってしまうからです。

  • 何のために戦うのですか?!

  • 24時間働けますか?!


落ち目の企業や組織では人が次々に辞めてゆきます。

それは単純に嫌だからです。

他方、のぼり調子の企業や組織には人が集まり、ヘッドハンティングなどの誘惑もくわわります。

なので、できるだけ人材の離脱対策がテーマになるワケなのです。

どちらかと言えば、仕事よりもこの人材の離脱対策の方が重要な業務にさえなります。

なぜなら、

  • 人は城、
  • 人は石垣、

だからです。

戦国武将に城がなければただの人になってしまうからです。

豊臣政権から加藤清正や福島正則が離脱したように、あの北政所の手のかかった息子のような武将でさえ離脱してしまうのです。

それはもちろんセンセーショナルなことです。

まさに

  • このっ、恩知らず!

とはこのことなのです。


落ち目の企業や組織に優秀な人材が集まらない理由


ですが、時は無常にも過ぎ去り、次々と離脱し、人手不足も深刻になります。

とは言え、落ち目の企業や組織ではまともな人材が集まりません。

なぜならば、まともな人材は落ち目の企業や組織に応募しないからです。

なので、真田幸村や後藤又兵衛のような浪人が採用されますし、それは命知らずの活躍をします。

逆に言えば、こういった落ち目の企業や組織にはニートやフリーターが集まり、最後の活躍の機会を与えられます。

ですが、それは決して悪い意味ではなく、チャンスの機会が与えられると言うことはきわめて光栄なことなのです。

最近の若者はブラック企業ばかりが目につき、ブラック企業を批判しがちなのですが、ブラック企業の良さは、

  • 活躍の機会をいただける点

にこそそのメリットがあるワケなのです。

逆に言えば、

  • ホワイト企業では本当に優秀でなければ活躍の機会は与えられません。

そして、その活躍の機会や経験が人を作るのです。

後藤又兵衛も浪人の一人でしたが、この最後の豊臣政権に参加することにより、再び武勇をとどろかせることができました。

最悪、夏の陣で亡くなってしまいましたが、浪人であればこの経験すらなくなくなっていたのです。

チャンスの際、

  • いつも通りの人と
  • 楽しむ人に

分かれます。

逆に言えば新型コロナ渦はチャンスに満ちあふれていると表現することもできるのです。

そして、変わりたくないあなたこそ一番の病巣であったりします。

ブラック企業には裏切りも数多いですが、その一方でチャンスも多いワケなのです。

そして、仕事も重要なのですが、

  • 誰がどんなことを考えていて、
  • このようなことをしようとしている

ということに想像を働かせることも重要になります。

ですが、

  • 安心してください。

  • それは仕事ではありません。

  • ブラック企業を生き残るための知恵なのです。

知恵は自分で考えることです。

ですが、その知恵は生き残っていくために重要な糧となるでしょう!

それにはお酒以上の価値が詰まっているのです!