いきなりステーキ (1)

ホワイト企業に勤めていればブラック企業の気持ちはわからない


残業による過労死が問題になったりするときがあります。


その際の解釈の仕方は、

  • 働きすぎてかわいそう


  • 死ぬまで働くなんて…

が多いと思います。

ですが、それは現実をあまり知らなくて、なかには喜んで残業する人たちもいるという事実の話です。

  • まさか!
  • そんなことが!

ってお思いの方も多いと思いますが、

  • 安心してください。

それは

  • あなたがホワイト企業に勤めているので気がつかない

だけなのです。

本日はその点の問題を考察してまいります。

1時間あたりのコスパを最強にする時給的発想


  • 時給700円のとき、
  • 1時間働いて700円

です。

つまり、牛丼屋さんに勤務していたとして、

  • 30杯売ろうが、
  • 3杯売ろうが、
  • 1時間700円

であることに気がつかれると思います。

同じように働いているのに、

  • かたや30杯売ってクタクタでも、
  • かたや3杯売って楽勝でも、
  • 1時間700円

であることに変わりはありません。

そこで頭のいい人やこざかしい人たちは考えました。

  • 30杯売っても、
  • 3杯売っても、
  • 1時間700円であれば、
  • より少なく売った方が楽

であることに…。

この点、経営者であったり、店長であったり、責任感のある、

いわゆる

  • 意識高い系の人

には思いも及ばない思想なのです。

彼らはその意識が高いゆえに、下々の気持ちを理解することができません。

つまり、黙っていても全力で売るものと考えがちなのですが、

  • 安心してください。

  • それはあやまり

なのです。

彼らは

  • 経営者ではなく、

  • 労働者だから

です。


フリーターやニートは会社の心配なんかするはずがない


だって、考えてもみてください。

1時間の給料が同じであれば楽をすることを考えます。

まして、

  • 正社員ではない

のです。

会社がどうなろうが、考えたって仕方がないことではないのでしょうか?

会社がダメになればまた別の所で働けばいいワケなのです。

その点がフリーターやニートに対するあやまった認識であると思います。

むしろ、彼らはきわめて合理的に考えますし、善意というお金に換算できないものを信用しません。

なぜなら、働いても豊かになれないからです。

この点がおそらくアベノミクスの盲点でもあり、現在の人手不足の原因になっているものと思われます。


時給が当たり前になれば時給的思想が蔓延する


つまり、時給的発想では、

  • 時間あたりの単価なので、
  • 時間あたりを最適化します。

経営層はそのコストを抑えますが、

そのコストに関する解釈は労働者がおこないます。

つまり、

  • 高いと思えば夢中になって売りますが、

  • 安いと思えば手を抜いて楽をします。

それは果たしてどちらが悪いのでしょうか?

  • 答えはどちらも悪くありません。

環境がそうなっているので、悪いと思えば少なくともその環境は変える必要があります。

それは

  • 時給を上げることであったり、

逆に

  • 成果主義で一杯あたり何円にするか?

考える必要があります。

ですが、日本は横ならび意識が得意なので、他と違えば状況はさらに悪化しますし、

ダメになるときでさえ横ならび意識でみんなダメになるものと思っております。


サボる人が元気で責任感のある人がうつ病になる日本って?!


ここにもギャップがあって、先の観察からサボる人もいます。

また責任感にあふれサボった人の分をカバーする人もいます。

そして、どちらかと言えば

  • サボる人が元気に働いていて、
  • 責任感にあふれる人がうつ病になる

のが日本社会の特徴のような気がします。

  • もっと自由に生きてください。


地方を見ていれば人がいなかったりするのにやたらと工事をしている場面に遭遇します。

それも道路整備や補修なんかで、別に

  • しても
  • しなくてもいい

ことを予算があるからと予算内で

  • やったり
  • やらなかったり

します。

その工事がかえって渋滞を作ったり、道をふさいだりしています。

それは

  • 仕事がない

からなのです。

逆に言えば、その

  • 工事でさえ長々とおこなえば、
  • かかった日数やかかった時間分、
  • 給料はでつづける

ので、かなりおいしい仕事になります。

いきなりステーキ跡地

付き合いが減ったり、人口が減ってゆくのも一つの注意


人口が減少していってもたくさん工事をしたり、建物をたてれば給料には困らない構図です。

ですが、よくよく考えないと、その工事の費用や建物の費用はあとで請求されます。

その請求のとき、支払えなければ負担はますます上がりますし、減りつづける人口で割る頭数が減ってゆけば負担は上がりつづけることに気がつく人は少ないのが現状です。

  • 県が滅びたり、
  • 国が滅びるときはこういう理由なのか?

と思う昨今です。

残業が悪いと言うよりは、時給が安いので時間を伸ばします。

それは上司や部下にかかわらず、さまざまな人の思惑によって、そうなります。

なので、上司が苦労したり、部下が苦労したりします。

逆に言えば、かなり満足のゆく金額が出ていれば、残業する必要がないワケなのです。

お金はやっぱ使うのが楽しいし、使っていろいろ遊びたいからです。

この点が日本経済をダメにした主因であると言うのが私の分析です。

最近気がついたのですが、

  • ダメなことややっちゃいけないことって注意してくれない

のです。

子どもじゃないので、大人になればなおのこと…。

かかわるのをやめたり、付き合うのをやめたりすることによって人が離れてゆくみたいなのです。

支払いたくない人や損をしたくない人は出て行っちゃうワケなのです。

バカとつき合うな
西野亮廣
徳間書店
2018-10-26