ブラック企業 (1)

ブラック企業でのキャリアはかれこれ15、6年にはなると思います。

行く先々がブラック企業だったのでブラック企業専門家として、その特徴を記しておきたいと思います。

1.終業時に謎の雑談が発生する


仕事が終わった定時の17時以降に謎の雑談が発生します。

17時を回っても帰れないというか?

仕事の延長線上であったり、プライベートな事であったり、とりあえず職場のかなりの人数が話し始めるので、それをもって人間関係だとしたらそういう付き合いも必要になると思います。

その割には、

  • 「時間がない」
  • 「忙しい」

を口癖にします。

純粋に考えて、この雑談時間を週単位で集計すれば一日各1時間だとして、5時間は確保できる計算なので、問題を解決するよりはみんなと仲良くしていたい、傷の舐め合いの時間を大切にしたいという方々の集団です。

しかし、この雑談の時間を切り上げたりすると職場の輪を乱す者扱いされますので、辞める覚悟がないとこの雑談を切り抜けることは難しいでしょう。

ブラック企業 (2)

2.残業で根性と忠誠心を試す


残業をすることにとにかくこだわります。

たとえば同じ時間だとして、朝早くに来て8時間で終わらせるのは納得できません。

それよりは、

  • 17時以降にいかに頑張るか?
  • いかに遅くまでいるか?

が争点になります。

なので、同じ9時から17時の8時間よりは、11時から19時の8時間の方が評価的に頑張って見えるようになります。

基準は17時以降にあります。

なのでそれまでの時間は忙しいとはいえ、けっこう穏やかに談笑したりとか、無駄話したりとか、まるで言葉遊びのような不毛な時間を過ごします。

でもそれについては注意どころか、むしろ賞賛されます。

しかし、17時以降になるとこういう穏やかさというか談笑すらなくなり、厳かさというか無口さというか、そういう男の空気になります。

今までどうであったかは関係なく、17時以降から真面目に取り組む感じが評価の対象になるので、逆に言えばそれまでの時間はあまり頑張る必要がないというか、頑張っても無駄な時間となるので、そのことを心得ておけばうまく乗り切れるかも知れません。



3.度重なる裏切り


度重なる裏切りに出くわします。

業務に対してもプライベートに関しても、とりあえず嘘と裏切りが横行して人間を信じられなくなります。

  • 頼んだ
  • 頼まないも
  • 言った
  • 言わない

の水掛け論になる場合が多く、できなかった場合はできない理由よりも言い訳がメインとなります。

できる方法やできない理由を見つけ建設的に考える発想がなく、言い訳、とりあえず妥当な言い訳、上司に対して失礼のない言い訳が評価の対象となります。

つまりできないのは上司に対して失礼だと思う点で、その点を言い訳によって失礼に当たらないように取り繕わないといけません。

業務に対して作業時間や作業工程に無理があったと考えるのではなくです。

あくまで、

  • 失礼であるか?
  • 失礼でないか?

が基準となります。

なので、作業時間や作業工程なんてどうでもよく、失礼のない言い訳を考える必要があります。

普段から仲の良い職場の同僚がいたとして、上司から詰問されると平気で上司にこびへつらい、裏切ります。

あまり友情とか信用と言ったものは問題にならず、たとえ本当のことであろうと上司から詰問されたら白でも黒になります。

なので、あまり信用しない方がいいでしょう。

仲がよいというのもただ仲がよいというだけで、本当に心を開いていい相手ではありません。様々な秘密の情報も結局は筒抜けである場合がほとんどです。

  • 「内緒って言ってあったけどオレには話してくれた」

とか、その秘密の情報を権威によって引き出したことでマウントをとるタイプがほとんどで、それに迎合してしまう集団も特徴です。

世間ではそれをパワハラと言います。

4.評判第一主義


仕事の実績よりも評判の方が気になります。

業務上で取引先などへ行った際も、行なった業務内容よりも、

  • 窓口の人がどういう反応をしていたか? とか、
  • 金額を言った際どういう反応をしたか? とか、

とりあえず相手先の反応を大変気にします。

業務上の問題は正直どうでもよく、逆に窓口の人の反応や金額を言った際の反応がよければ仕事はうまくいったと評価されます。

逆に反応さえよければ、業務上若干の不具合が発生していたとしても問題ありません。

何か言われた際は、その何か言われた問題やその意味を大変気にします。

それが最優先の解決すべき問題となります。

  • 窓口の人が不機嫌だったとか
  • 金額を言った際おかしい顔をされた

などは、その真意や意味も含めて検討され、どうしたら問題を解決できるか考えるのが仕事となります。

5.国語力の貧困


国語力が著しく低いです。

報告書や伝えたりすることが非常に苦手で、17時以降の雑談とかは饒舌なのですが、上の立場の人やよその会社の人へ物事を伝える際、非常に不器用となります。

緊張するせいか、表現一つひとつにもこだわり、日本語もおかしくなってきます。

口語よりも文語が難しいのかと思うとそうではなく、上の立場やよその会社との付き合いがないため、伝えること自体不器用なのだと思います。

多分、こういうガラパゴスな状態がブラック企業を生む土壌なのだと思います。

報告書は最悪、部下が作成することになる場合もありますが、それはミスした時のおとりであり、責任を転嫁するための生贄としてです。


6.PCスキルの貧困


PCスキルが皆無に等しいです。

PCスキルは皆無の為、入力自体もおぼつかなく、ネットワークの知識は皆無です。

なんか問題が起きると専門の業者が手配されます。

LAN自体、解決することができません。

Word・Excelができれば優秀で、体裁にはかなりこだわります。

文章の内容より、どちらかというと体裁にこだわり、

  • 様か?殿か?とか、
  • 御中か?とか、
  • 行か?とか、

前例を踏襲し、

前例に合わせることが何よりの美徳となり、一貫性となります。

その前例の文書を探すための時間も膨大な時間となったりする場合もあります。

入力とかのタイピングスキルよりは、

  • 均等割付や中央揃え
  • 右揃えや左揃えなど、

体裁にかかわるボタンは非常に覚えがよいです。

部下が上司のパソコン指導を行なったりするので、正直、部下は消耗します。

以上、今のところ6点ですが浮かび次第リライトして参ります。

細かいところを探せばまだまだキリがないので、今後のライフワークにして参ります。