2023-07-07大丈夫そ?

主語がまったくない「大丈夫そ?」で現場は大混乱


ブラック企業に勤務していると、

よく、

  • 「大丈夫そ?」

という質問をいただいたりします。

それは、

  • 主語がまったくない

ので、

  • 何に対しての、

  • 大丈夫なのか?

判断に困る場合もあると思います。

ですが、そこは、

  • ブラック企業

です。

  • 「大丈夫そ?」

に関しては、

  • 「大丈夫です!」

と答えてあげてください。

それはよく、

  • 質問の意味や趣旨が理解できておらず、

かつ、

  • 質問した方もよく確認しない

からです。

そこで本日は、

この、

  • 「大丈夫そ?」

が投げかける

  • 真の意味や趣旨を理解する

よう考察をくわえてまいりたいと思います。

「大丈夫そ?」「大丈夫です!」のフレームワーク ズレが引き起こす大きな問題


‎2023-07-07大丈夫そ?.‎001

  • 「大丈夫そ?」

の質問に関しては、

  • 聞いた本人(上司や上長)の方でも、

その仕事や作業内容に関して、

  • よくわからない

場合が多いからです。

そして、その仕事や作業内容が、

  • 何時間かかるか?

  • どのぐらいの人手が必要なのか?

また、

  • どのぐらいの日数がかかるのか?

すべてにおいて、

上司や上長でさえ、

よく把握せずに、

現場で確認している場合が多々見受けられるからです。

それは人手不足の職場で引き継ぎもなく急に辞めてしまったり、

右も左もわからない新入社員や新卒社員が、

そういった仕事や作業の指示ふりをおこなう際に発生する、

  • 「大丈夫そ?」

だからです。

だからこそ、

  • 主語が明確でない

し、聞かれた方としては、

  • 「何が大丈夫なのか?」

わかりかねるところとなります。

ですが、安心してください。

元気満々で、

  • 「大丈夫です!」

と返してあげてください。

この質問の意味や趣旨のズレや間違いが判明するときは、

上司が仕事や作業の確認をしにきたときに発覚します。

それは、

  • 「大丈夫です!」

といっていた仕事や作業の数々が、

  • まったく違っていたり、
  • まったく進んでいなかったり、
  • まったく終わりそうもないケース

で顕著となります。

ですが、すでにご存知のとおり、

主語がなく、具体的な指示のない、

  • 「大丈夫そ?」

なので、

質問者と受け手のイメージが違えば、

そうなることは

  • 火を見るよりあきらか

です。

あなたは悪くありません。

  • 「大丈夫そ?」

に対して、

  • 「大丈夫です!」

と答えただけだからです。

それ以上でもそれ以下でもありません。

「大丈夫そ?」「大丈夫です!」のフレームワークで築き上げられるノウハウ


ただこの質問で怖い点は、

  • 作業内容に関する点は問題が少ない

のですが、

  • 安全確認であったり、
  • 危険をともなったり、
  • よく注意しなければいけない事例

なども、

よくわからずに、

現場で確認しながらおこなっているので、

その場合は注意が必要です。

つまり、

  • 上司や上長でさえも、
  • その仕事や作業を経験したワケではない

ので、

  • 現場で起こることを、
  • そのまま体験しながら学習してゆく

ことになっているからです。

なので、受け手としては、

  • 上司や上長が実際にその仕事や作業の経験者であるか?どうか?

は非常に気をつけて仕事や作業をおこなわないと、

  • 事件や事故に巻き込まれた際、
  • 取り返しがつかなくなります。


それは重ね重ね申し上げますが、

  • 上司や上長も実際にその仕事や作業を経験したことがない

ので、

  • 現場で確認しつつ経験して学習してゆく仕組み

になっているからです。

学歴社会や官僚社会やエリート社会になるとき、

  • 物事をまとめる人たち

や、

  • 全体像を把握し管理する人たち

が重用されたりします。

ですが、それは、

  • 一方で作業効率を上げたり、
  • 全体としてコントロール可能で扱いやすくなる反面、

こまかな仕事や作業は、

まったく経験したことがないので、

イメージの中だけでの、

仕事となります。

そうしたとき、

さまざまな仕事や作業に関して、

  • 安全なやり方や、
  • 効率的な進め方や、
  • バランスのとれた進め方

などを思い描くことができず、

ただ漫然と、

  • 「大丈夫そ?」

と手探りで同じ質問を繰り返すハメになります。

それは文字どおり、

その仕事や作業に関しては、

  • 右も左もわからなかったり、

今まさに、

  • 「大丈夫そ?」

で確認しながら、

体験して、

学習中

だからです。

その意味や趣旨を汲みとって理解するとき、

  • 気をつけてください

としか言うことしかできません。

経験していない人ほど無責任に言え、経験した人ほど責任を感じ過ぎてしゃべれない矛盾


この問題の問題点は、

  • たたき上げと言われる、
  • 経験豊富な現場からの生え抜きの人材ほど、
  • しゃべれない

点です。

それもそのはず、おそらく彼らは、

  • 自分が経験し、
  • 実際に見聞きした事柄に関しては、
  • 経験が豊富でよくしゃべります

が、

  • 専門外のことにはまるきり口をつぐんでしまう

からです。

逆に言えば、

学歴社会や官僚社会、エリート社会の優秀な人材は、

こういった

  • 専門外のことへも平気でよくしゃべり、
  • 口をだしてゆく

ので、

  • そういった姿勢が自信満々で
  • 信頼されるあかし

であるような気もします。

真面目にコツコツ働いている人よりも、

  • 「好きだよ」

と毎日口に出す人がモテるように、

とりあえず、

  • よくわからないことでも、
  • 喜んでくれることであれば
  • 平気で口に出して言ってみる勇気

もときには必要なのだと思います。


嫌われる勇気
古賀 史健
ダイヤモンド社
2013-12-16


  • 「大丈夫そ?」

が投げかける問題は、

  • 「大丈夫」だと思われる仕事や作業内容を、
  • やったことがない人たちが、
  • とりあえずやってみて、
  • 「大丈夫そ?」

と確認し、

  • 「大丈夫です!」

で安全を確認するフレームワークです。

ですが、気をつけて欲しい点は、

この、

  • 「大丈夫そ?」

の質問の発信者が、

未経験者である場合が多く、

それを現場の経験者たちが、

  • 「大丈夫です!」

と答えている点です。

それは今まで経験した事柄である場合は有効ですが、

これからの時代、

  • 未曾有のリストラや、
  • 未曾有の人手不足、
  • 未曾有の経費削減が起きるとき、

いくら、

  • 「大丈夫そ?」

と言われても、

大丈夫じゃないときは、

  • 『大丈夫じゃないっス』

と言える勇気も必要かもしれません。


「大丈夫そ?」と同じ頻度で出る、

  • 「イケそ?」

も、

人手が足りなかったり、

急な欠員が出た際によく使用されます。

それはそのまま、

その人数や人員で、

  • 「イケそ?」(職場が回るか?)

なので、

  • 「イケます」

と答えた場合は、

人員の補充も欠員の補充もありません。

そして、その質問の発信者である上司や上長のサポートも受けられなくなるので、

その際は、

  • 『ムリっス!』

と素直に降伏した方がいいような気がします。