2023-04-19 働けど働けど.001

ブラック企業の聖書(バイブル)『一握の砂』


『はたらけどはたらけど猶(なお)
わが生活(くらし)楽にならざり
ぢつと手を見る』

という有名な一節があります。

『一握の砂』という詩集の一節で、

作者は石川啄木です。

ブラック企業の元従業員的には、学校の頃から、

石川啄木は努力家で、

  • 働いても働いても暮らしが楽にならなかったのかぁ〜?

なんて思っていましたが、

よくよく石川啄木の人生を観察するとき、

彼には彼なりの、

  • 暮らしが楽にならない理由

を見つけたからです。

本日はそのリポート(報告)をお伝えしてまいります。

弱冠26歳で借金1400万円 何にどう使えばそんなにお金がかかるの?!


石川啄木には当時の金額で、

  • 総額1372円50銭(約 1400万円 相当)の借金があった

ことが知られております。

  • 弱冠26歳

ですから、

弱冠26歳に、

  • 1400万円相当の借金を抱えていた

と考えることができます。

石川啄木じたい、

  • 代用教員をしたり、
  • 新聞社に勤めたり、
  • 校正係をしながら

詩集を書いたり

していたのですが、

  • けっこう無職の期間も長く、

手に職をつけることが難しい時代であった

と考えることも可能です。

ですが、その反面、

  • 金づかいは荒く、
  • 北海道や東京での単身時代は、
  • 花柳界などに出入りして、
  • 習慣的な飲酒を覚え、

収入に対して、

支出の方が多い人物であった

ことがうかがい知れると思います。

実際、家庭を持った頃には、

  • 月に10円から20円のマイナス収支

であったので、

  • 働けど働けどなお暮らしは楽にならない

ことがご理解いただけると思います。

2023-04-19 働けど働けどT.001

つまり、石川啄木は努力家ではなく、

努力家かも知れませんが、

  • 努力した以上に、
  • お金を散財していた

という表現の方が適切である気がしております。

そして、こういった散財の特徴は、

  • 心が乱れている

からで、

事実、異性関係も多様性であったりします。

北海道時代から、
東京時代まで、

  • お金がないのに、
  • 異性関係は華やか

と言えるのかも知れません。

非モテの立場からすれば、

おそらく、

こういったとらえどころのない、

  • 大風呂敷をひろげるタイプ

の方がモテるのかも知れません。


逆に言えば、

  • 日々真面目で誠実なドケチほど、
  • バカを見る

ものだと痛感いたしました。


豊かな家庭で甘やかされて育つと実力よりも体裁を気にするように不正や嘘をかさねるようになる


石川啄木については、

小ずるさも有名で、

  • 期末テストや学年末のテストのカンニングをして注意を受けたのに、
  • みずから『学校が悪い』と退学届けを出す

プライドの高さも認められます。

お寺の息子として、

  • 幼少期に何不自由なく育った息子ほど、
  • プライドが高くなったり、
  • わがままになる

傾向があるのだと思いました。

実際、青森の地主の息子の、

太宰治も東京大学仏文科受験の動機が、

  • テストがなかった

からで、実際はその年だけ

  • テストが実施され、

慌てた太宰は、

  • 試験管を説得する

暴挙で合格を手にしたツワモノだからです。

  • 落ちれないからか?

  • 落ちたら怒られるからか?

理由はよくわかりませんが、

  • 落ちたら困る

ので、

  • 実力以外の手段に訴える

ところが、

  • 甘やかされて育った息子


  • 常套手段

なのかも知れません。

  • お金で苦労している点

にも、

  • 共通点が認められる

からです。


生活が楽にならない人の特徴はお金づかいが荒く異性関係がさかん


以上のように、

石川啄木も、

努力家というよりは、

  • お金づかいが荒い人

で、

  • 異性関係がさかん

という特徴を認めることができます。

それは、太宰治にも共通していて、

むしろ、

お金のない人の特徴は、

  • お金づかいが荒いか?

  • 異性関係がさかん

と言えるのかも知れません。


それはどちらかと言えば、

  • 誠実に生きる

のではなく、

  • 口から出まかせであったり、
  • その場しのぎであったり、
  • 大風呂敷をひろげるタイプであったり、
  • できもしない夢を語るタイプ

であると言えるのかも知れません。

もしかしたら、

  • 日々真面目で誠実なドケチも、
  • そんなことを仮に思っている

のだとしたら、

  • できない

ので、

  • 口にしない

と思うのですが、

  • 損をしている

ようにしか思えません。

なぜなら、

  • 言ったもん勝ち

のような気がするからです。