田中角栄

若者は知らない忖度スキル


森友学園問題以降、忖度という言葉が流行ってインタビューを受けた若者は知らない感じで答えてましたが、リアル社会で働いていると、忖度の言葉は知らなくても意味は分かります。

んで、忖度はいけない雰囲気でしたが、むしろ忖度が重要な認識でおりました。

コレ、マジです。

たとえば逆に質問なんですが、自分より目上の人にみなまで言わすんでしょうか? って思っちゃいます。

契約でも計画でも、組織であれば実行するのは下々の者です。オウム真理教の事件も実行犯は別でしたよね?

「みなまで言うな」の論理


そんな感じなので、多分、組織に属していた経験がある人ならば、たとえば話が際どい問題に及んだときこそ「みなまで言うな」の論理で割って入るものなのです。

んで、お酒の席であれば乾杯だったり、深い相槌だったり、驚きの表情だったりで「みなまで言わず」に、みんなに既成の事実として伝わるような表現方法をとるのです。

これはコミュニケーションスキルの中でもかなり高度な部類に入るコミュニケーションスキルだと思っております。固い握手やヤクザの盃なんかがそれに当たります。

悪いことは百も承知なのですが、多分、偉い人に恥をかかせないと言うか、恥をかかせないと言えば女性と一緒で、

  • キスしていい?
  •  ホテル行っていい? 
  • ベット行っていい?
  •  SEXしていい? 

って聞かないのと同じ領域の配慮かと思われます。

私は逆に若者がこの事を知らないのが素直に驚きでした。

事実があります。それは客観です。

この事実をいかに言葉で伝えないで、ニュアンスで、しかも空気で伝える文化が忖度だと思ってましたが、ハシゴを外された形になってしまいましたが…。

組織を守るための嘘


同じように虚偽報告も、多分、組織の上層部は意外に分かっていたりするのです。

悪い情報っていい情報よりも広がるのが早いんですよ。これは何かあります。

んで、悪い情報があった際、悪い情報は組織の上層部へ伝えづらいし、組織の上層部の方も上層部の方で受け取りづらいのが実際だと思います。

老後2.000万の報告書も受け取らなかったりしましたよね?


実際、事実は伝わっています。んで、客観的に知らないワケはないです。

ただ事実を認めてしまうと組織は維持できない恐れがあるとき、虚偽報告というやらせをやります。

組織の上層部は今知ったみたいな表現を使いますが、実際、想像してみてください。

自分の会社で悪い事が起こって、たとえ組織の上層部にいても、下々は色んな噂をしますし、悪い情報は広がるのが早いので上が知らないワケはないのです。

具体的な原因が究明されてないとか、対策がイマイチだとか、表面上、報告書を突き返したりしますが、それこそが受け取りたくないという意思表示であり、忖度精神があればそれをもって虚偽報告とかえさせていただきますであります。多分…。

事実や正義より組織を守る


つまり正しい事実を述べた報告書が何らかの形でいちゃもんをつけられ突き返されるとき、どこかしらに気にくわない数字や表現や言い回しがあるので、それを修正するという形に落ち着かざるを得ないのです。

それに気づかない以上、その報告書が通ったり、受け取ったりしてもらう事ができなくなるのです。それは一種のやらせであり、茶番です。

なので、一連の忖度問題や虚偽報告書問題でけしからんって言ってる人たちって、組織で働いた事がないか? むしろ上層部とあまり関わりのない人たちなんだと思いました。

少なくとも組織の上層部と関わりのある人の間では、忖度という配慮は重要だし、虚偽報告という形も場合によっては選択肢になってくるかも知れません。

これって、正直、善悪の問題ではなくて、組織の問題だと思います。

白い巨塔とか…。

悪いことは世の中にたくさんあります。

嘘も方便という言葉もあります。

組織を守る為の嘘や組織を生き残らせる為の嘘ってついてダメではないんですよ。

多分、不倫と一緒で解釈の問題になると言うか…。

もちろん、忖度の責任や虚偽報告報告の責任は取ります。

なので、責任を取れればやってもいいと言う話で、会社という組織には何百人とか何千人の家族がいるので、ある種オウム真理教とかも組織という意味では同じなのです。

こういう事って今まで分からなかったのですかね? 分かってたのに、言ってはいけない空気になっていたから誰も言わなかったんですかね?