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戦争が経済活動であることを発見した経済学者 カール・マルクス


ロシアのウクライナ情勢が緊迫をきわめております。


  • 軍事的衝突が起こるのではないか?

という懸念から

株も売られたり、

買われたり、

乱高下を繰り返しています。


実はこの戦争という行為は、

  • 軍事的侵略よりも、
  • 経済活動である

ことを見抜いたのが経済学者のカール・マルクスでした。

マルクス 資本論 1 (岩波文庫)
向坂 逸郎
岩波書店
2017-11-16


マルクスは資本主義的な生産過程においては、

歴史的に、

いくつかのサイクルで、

戦争と恐慌を繰り返す

ことを発見しました。

本日は、

なぜそのようなサイクルになり、

戦争が経済活動であると言えるのか?

という理由についてお伝えしてまいります。

戦争は実は、最大の景気刺激策だった?!


1929年の世界恐慌のあとに、

第二次世界大戦に突入した話は記憶に新しいと思います。


それも株価の暴落が発端でした。

第一次世界大戦より、

戦争の債務や、

戦争によりお金を刷りすぎたことによるインフレが

庶民の生活を苦しめていたからです。

ハイパーインフレの悪夢
アダム ファーガソン
新潮社
2011-05-25


その最中に株価も暴落を始め、世界恐慌になったと言われています。

あの経済学者のケインズでさえ、

資産の8割を株式で所有していたので、

誰も予測がつかなかったことをあらわしているとも思います。


そこで、戦争になると株価が上がります。

  • それはなぜか?

戦車を製造したり、

銃を製造したり、

ガソリンや電気が使われたり、

  • 生産活動や、
  • 消費活動が活発になる

からなのです。

いわゆる軍事産業のことなのですが、

  • 兵隊さんへも賃金を、
  • 戦車の製造元に支払いを、
  • 銃の製造元に支払いを、
  • ガソリンや電気もエネルギーとして使用するので、
  • それぞれの事業者に支払いをします。

それにより、株は買われ、株価は上がります。

軍需産業や製造業や

石油・電気関連が好調になる

のはそのためです。

  • 不景気に戦争になりやすい

のはこの仕組みの特徴によります。

つまり、今まで止まっていた生産活動や消費活動が、

  • 活発になるチャンスだから

です。

戦争が悪いと言うことは昔の人も理解していた?!


戦争は悪いことなのですが、

お金がなかったり、

仕事がない場合、

  • お金が増えればいいし、
  • 仕事が増えればいい

と考えます。


戦争で他国へ攻め入ったり、

攻め込まれたりするのは嫌なのですが、

自分が関係せずに、

  • 仕事が増える分には差し支えがない

からなのだと思います。

これにより軍需産業は潤いますし、

製造業も潤いますし、

石油・電気関連も潤います。

そして、それに投資をした方々も潤います。

  • 戦争が悪い

と言うとき、

  • 誰も悪いことをあえてする人たちはいない

のです。

そこには必ず、

止められない、

やむにやまれぬ理由

があるからなのです。

それは不景気であったり、

貧困であったり、

失業である場合がほとんどです。

そして、マルクスによれば、

  • それがその問題の一番の解決方法になる

からなのです。

仕事が増えて株価も上がり、お金も増えゆきます。

ですが、それはお金を刷ることに似ていて、

  • 製造しても壊れたり、
  • 製造しても無くなったり、
  • 見かけ上、仕事やお金が増えている

だけで、

  • 失う物を生産したり、
  • それにより人の命も奪われたりすると、
  • かえってかかり増しになっていることに計算できない

心理が戦争へと向かわせます。

  • 戦争の代償は重い

と言うように、

  • それはあまりに多くの物を失う

からです。

  • その国の信用や、
  • その国に対するイメージや、
  • その国に対する金銭的補償

などです。

でも見かけ上、

  • 仕事が増えたり、
  • お金が増えたり、

そして、何よりも生きがいや動機づけといった観点からも、

ときに人は求めたりするので、

  • 危ない環境にいる

のだと思います。

それは悪いことをしているのですが、

  • 偉くなれたり、
  • 出世したり、
  • 新たな立場を獲得したり

できるからです。

そういった人や、

それを望む人が多い以上、

戦争になるかも知れませんし、

ならないかも知れません。

それは神のみぞ知るところだからです。