経済的な小手先の対策は誰でもできる お金を配るのは安易な対策である理由
世界中で半導体不足や木材不足などの物不足が生じています。
- 半導体不足の影響、中古車もスイッチも給湯器も 専門家「落ち着く気配は当面ない」
- https://news.yahoo.co.jp/articles/c4f86cbbb521af6066badb46568ad6ade8dfcbd1
政治に関係する人が経済をあまりよく理解していないので、
- お金を配れば、
- 困っている人や貧困世帯が助かり、
- よくなるもの
と思いがちなのですが、それは
- 大きな誤り
だからです。
経済の原理原則が、
- 需要と供給
である以上、
- お金を配って需要の方を上げれば、
- 供給の方も同じ程度に上げないと、
- 物価は上がりつづけますし、
- 物不足に陥ってしまいます。
本日はこの仕組みについて、考察を深めてまいりたいと思います。
物不足の最終形態は売る物自体の喪失
今はまだ、
- 物価が上がっている状態
です。
つまり、
だと言えます。
- 物があるだけまだマシ
だと言えます。
この流れのまま、
物を供給する力であるところの、
物を供給する力であるところの、
生産力が回復しなければ、
最終的には、
- 物がなくなります。
つまり、
- 売る物自体がなくなってしまう
ことに気がつかれると思います。
半導体不足はそのことを如実に予言していて、
パソコンやスマートフォンやSwitchなどのゲーム機などでも部品の一部として組み込まれています。
それは、
- パソコン会社がパソコンを生産するための、
- スマートフォン会社がスマートフォンを生産するための、
- 任天堂がSwitchを生産するための
基幹部品です。
それが不足してきたと言うことは、
- 世界中で半導体の買い占めが起きていて、
- よりたくさんお金を積んだ企業に売りつけ、
- その企業しか手に入れられることができなくなる
ことをあらわしているからです。
この獲得にやぶれた企業は、
- パソコンが生産できなくなったり、
- スマートフォンが生産できなくなったり、
- Switchが生産できなくなった
りします。
つまり、徐々にではありますが、
- 自分の企業の売る商品がなくなり、
- 最後には売る物自体を失ってしまう問題
を抱えていることに気がつかなかったりしています。
物がなくなるとき、労働力を売ることもできなくなり、最終的に物が買えなくなる
経済は絶え間のない、
- 売り
と
- 買い
です。
- はじめに何かを売って、
- そこで得たお金から、
- 何かを買います。
しかし、この売る物がなくなってしまえば、
はじめに労働力を売ろうにも、
仕事がありませんし、
- 何よりも売る物がない
ことに絶望することになると思います。
南アフリカで新変異が確認されたように、
労働力でさえ、
入国を制限されたり、
輸入や輸出も制限がくわわります。
- 外国人の新規入国原則停止 羽田・成田空港の国際線 閑散
- https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211130/k10013367631000.html
働いていた人が働くことを止めたり、
今まで普通に作っていた物が、
部品や素材が足りなくなってしまったがために、
作れなくなります。
まずはじめに
- 売上を落としますし、
ついで、
- 人件費の削減や不動産の売却など、
- 必要じゃなくなった物を精算するため、
- リストラがおこなわれたりします。
こうやって、もろもろの企業が淘汰され、
競合の多かった業界が、
かなり減ってまだらになるとき、
物は必要な量に落ち着くのですが、
そのときには仕事を失ったり、
お金がなくなっているので、
お金がなくなっているので、
物を手に入れられない人びとがあらわれることになります。
それはもう、
- 売る物がない状態
で、一国の経済が縮んでゆくことをあらわしているからです。
一国の人口は多くても少なくても制限はありません。
それは多ければ違う国で働けばいいからです。
- 日本に生まれたから、
- 日本で働きつづける必要はなく、
現に日本には、
出稼ぎに来ている中国の人やフィリピンの人もいるので、
今度は日本人が出稼ぎに行かなければならない世の中になると予測しています。
- 生きている以上、
- どこか?で
- 何か?を
- 売らなければいけない
からです。
そして、売る物がないということは、
お金を稼ぐことができないので、
- 売れるところに行く必要がある
からです。
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