物価が高騰してゆけば実質的な賃金(給料)は値下げになる
インフレは
- 物価の高騰をさす
のですが、
給料には、
- 名目賃金と、
- 実質賃金
があります。
- 名目賃金とは金額そのものをさす
のですが、
- 実質賃金は、その賃金でいくらの商品と交換ができるのか?をさす
のでインフレなどの物価上昇局面では値下がりしてゆきます。
本日はその仕組みについて、
考察をくわえてまいります。
給料で買える物が減ってゆけば給料の価値は下がっていて実質的な値下げとなる
100円が100円の商品と交換できるときを0とすれば、
100円が100円の商品と交換できなくなるとき、
マイナスにすすみます。
それは100均の商品が値上がりして
200円になったりすることによって起こります。
200円になったりすることによって起こります。
以前は100円で100円の商品と交換できていたのに、
- 物価が高騰して、
- 100円の商品が200円に値上がりすれば、
- 交換できなくなってしまう
からです。
この場合、
給料が変わらなかった場合、
給料が変わらなかった場合、
- 名目賃金は変わらない
のですが、
- 実質賃金は下がった
という表現をします。
- それは名目の賃金は変わらない
のですが、
物価の上昇で商品の価格が値上がったことにより、
- 実質の賃金が値下がりした
ことをあらわすからです。
インフレなどの物価の上昇局面では、
物価が上昇してゆくのに対して、
給料である賃金も上昇してゆかなければ、
- 実質的には値下げになるからです。
- それは名目賃金は変わらない
のですが、
物価の上昇により、
- 買える物が少なくなった
ことにより、
- 賃金が値下がりしている状態
物価の高騰が強盗や略奪を生んでいる海外 対応策はコメントではなく真面目な経済対策を
日銀の黒田総裁が、
- 家計が物価の高騰を受け入れている
と発言して話題になりましたが、
もっと真面目に対応しないと、
- 物価の高騰は暴動などの引き金になりやすい
からです。
- 「家計は値上げ許容」 黒田「前代未聞」失言生んだ日銀ロジック【解説委員室から】
- https://www.jiji.com/jc/v8?id=202206kaisetsuiin028
この点は政治家の方々も甘く見ているようで、
- 働いているのに、
- 物価が上昇して、
- 物が買えなくなれば、
- 黙って我慢をしている人たちは少なくなります。
そして、今はまだ少ないのですが、
国民の感情でさえ、
- 修復が困難な状態に置かれてしまう
- 物が買えない
や、
- 商品と交換できない
といった状態は、
- ごまかすことができない
からです。
アメリカの方ではインフレも確認できますが、
それに対して人件費も高騰しています。
それは逆に言えば、
- 人件費も高騰しているので、
- 物価が高騰していても、
- 実質的に買える商品が変わらなければ
- 実質賃金は変わっていない
ことを意味します。
逆に言えば、
- 日本は物価だけ高騰してゆこうとしている
ので、
- 人件費の高騰がなければ、
- 黙っていても買える物が少なくなってしまいます。
この買える物が少なくなった分の補助がないと、
- 生活できなくなりますし、
- 掠奪や強盗が増える
からです。
- 物価の高騰は止められません。
ですが、それに応じた対応策がなければ、
国民の不満はたまりますし、
爆発するときに止められなくなります。
すでにレバノンやベネズエラではそうなので、
日本も他人事ではないように思うのです。
それはコメントを発信することではなく、
だと思います。
日本も他人事ではないように思うのです。
それはコメントを発信することではなく、
- 具体的な目に見える形の経済対策をすること
だと思います。
- まるでこの世の終わり レバノンの首都ベイルートが爆破された話
- https://www.onechan1977.com/default/Lebanon-burst
- レバノンの中央銀行が燃やされて治安が悪化している件の話
- https://www.onechan1977.com/default/Lebanon-CentralBank
- レバノンやベネズエラに学ぶ 中央銀行の財政破綻やハイパーインフレに備える
- 話
- https://www.onechan1977.com/Lebanon/prepare-default
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