マルクス(1)

お金を配ればインフレになるから日本ではリーマンショック以降、お金をたくさん刷っていた


日本ではリーマンショック以降、物価を上げるためにお金を刷っていた話は有名です。


現代貨幣理論やMMT理論と言われ、新型コロナ以降、世界中の政府がマネをし始めました。


MMTが日本を救う (宝島社新書)
森永康平
宝島社
2020-10-28


世界中でインフレ懸念が叫ばれるとき、

その原因が実は、

お金を配り過ぎたこと

であることに気がつくハメになりました。


日本に住んでいれば理解しやすいこの現象が、

世界ではあまり理解されずに実行されたので、

株価やビットコインが上がり、

資産バブルの形になったとき、

はじめて表面化して、あわてふためいております。


争いの原因は食べれるか?食べれないか?のハングリー精神にあり


お金を配ればインフレになる話は以前こちらでしました。


それは100円と100円の缶コーラがあるとき、

そこにもう100円を配れば奪い合いになるからです。

10人に配れば10人で缶コーラの奪い合いになるため、

缶コーラを売る人も110円で販売するようになるからです。

そうすれば配ったのは100円ですから

10円余分に払う人が買え、争いは解消されます。

食い物の恨みはおそろしいと言うように、

お金のある人たちはどうも

お金のない人の貧困の状態に無自覚で無理解なのだと思いました。

弟をガンで亡くしましたが、男の兄弟はよく喧嘩をし、食べ物の争いで、

殴るや、

蹴る、

叩く

に発展するからなのです。


ひよこの足を踏まれたことにより弟を殴った話はこちらでしました。


それぐらい争いは日常化します。

父親も昔は貧困で、スズメを捕まえる方法を教えてもらいに行ったとき、

『昔よくスズメを捕まえて食べた』

話を聞かされました。

『どうやって?!』

『焼き鳥にして…』

What did you say?

………。

このように焼き鳥もスズメを捕まえて食べれば無料で食べられます。

逆に言えば、この無料のスズメの焼き鳥を販売すれば儲けられるのではないのでしょうか?

近所でスズメが異常に足りなくなったりするとは思いますが…。

このように『食べる』というハングリー精神が争いを生みますし、

物の値段を上げるカラクリにもなると思います。

2017年の200万円と2021年の200万円は同じ価値ではない理由


ビットコインについても同じことが言え、

2017年のバブルの価格である200万円が一つの目安として参考にされております。

    「金に対するビットコインのボラティリティー比率が4倍程度であることに基づくビットコインの公正価値は、145,000ドルの1/4である36,000ドルとなる。現在のビットコインの金に対するボラティリティー比率が約6倍とするとビットコインの公正価値は、145kドルの1/6、つまり24000ドルとなる。したがって、中期的には2万4,000ドルから3万6,000ドルの範囲が公正価値だ」

  • ビットコイン価格の暴落は終わっていない=JPモルガンのストラテジスト
  • https://jp.cointelegraph.com/news/bitcoin-price-crash-isn-t-over-says-jpmorgan-strategist

ですが、たびたび申し上げておりますとおり、

2017年はお金を配ってませんし、

お金を配りまくった2021年と、

単純に比較をするのは大きな誤り

であります。

ビットコインに関しても、

欲しい人がいて、

お金を配るとき、

それは同じ争いとなります。

200万円で買っている人たちもいて、

お金を配ったあとでの200万と単純比較をすれば、

200万円で買った人たちがバカらしくなるからです。

先の缶コーラと一緒で、

お金を等しく平等に配った場合、

それよりも少し高く販売しないと、

争いにもなりますし、

何よりも不公平感が漂うからなのです。

その不公平感を解消するために価格は調整されますし、

下がる値段もそれなりの金額へ調整されると見ています。

つまり、2017年の200万円と、

2021年の200万円では、

2017年の200万円の方が価値が高いので、

2021年の200万円に、

1.3カケや1.5カケ

しないと同等にはならないとの推測です。

お金が足りないのではなく生活物資が足りない


新型コロナ以降、日本でも問題点が指摘されてますが、

最初っから支援や保護を受けていた世帯と、

貯金を切り崩しながら支援や保護を受けなかった世帯で、

理不尽なぐらいの対応が目立ってきたからです。


もし、物価が上がらないとすれば、

もはや働く意味はないような気がします。

それはあまり変わらないからです。

どっちみち支援や保護を必要とすることになるし、

  • 貯金が少ない分早いか?
  • 貯金が多い分遅いか?

の違いになるからです。

ですが、現実にはやはり違っていて、

  • 物価は上がっています。

各種日用品や食品の値上がりもそうですし、株価やビットコインの値上がりもそのためです。


それはお金を持っている人や

お金を持っていた人たちが投資した商品が上がっているので、

  • お金の価値は低下してきている

と言うことができます。

つまり、支援や保護を必要としなかった分、

得をしている所が、

このインフレに対応できている所なのだと思います。

お金は配れば配るほど物価が上がってインフレになってゆくので、

単純に金額の問題ではなく、

必要な物資の問題であります。

お金をこれ以上配れば物価ばかりが上がったり、

必要な物資でさえ手に入れられない状態になったりします。

ハイパーインフレがこの例としてもっとも適切です。

そうならないためには、

必要な物資に制限したり、

ただ闇雲にお金を配ることは推奨されません。

お金を配れば配るほど、

いろんな物価が上がってゆけば、

結局のところ

  • いくらお金があっても足りない

ということにようやく世界中が気がつきはじめたからです。

ハイパーインフレの悪夢
アダム ファーガソン
新潮社
2011-05-25