2022-02-11 OMEGA2

安い商品の方が多くなると物価の上昇に気がつけなくなる


世界的なインフレ傾向を受けて、

  • 日銀が国債を無制限に買ってゆく姿勢

が明確に打ち出されました。


当初はデフレ対策として、

  • 物価の上昇を目的とした

のにです。

足元では世界的に物価が上昇しており、

その波を止めることができない

ような気がします。


そこで本日は、物価の上昇に対して、

  • 国債を買いつづけることが実は真逆で
  • 悪循環におちいる仕組み

について考察をくわえてまいりたいと思います。


生産コストが上がっていることが物価の上昇を意味する


インフレとは物価の上昇で、

  • 物の値段が上がってしまう

ことです。

それは原油高や人件費が高騰し、

  • 生産コストの高まりと、
  • 生産コストが高まったため、
  • 供給が少なくなってしまう

ことをあらわします。


つまり、

  • 生産コストが低いときと、
  • 生産コストが高いとき

では、

  • 一個当たりの生産コストが高くなってゆく

ので、物の生産がとどこおります。


  • 1時間800円の時給と、
  • 1時間1200円の時給では、
  • 400円の差があり、
  • 1時間で400円の差がつく

からです。

それはパンを製造したり、

お米を製造したりしても、

  • 1時間に作れる生産量にはかぎりがある

からなのです。

お金を刷りすぎて、

ただでさえ、買いたい人が多い中で、

この買いたい人を少なくしなければ、

作る人が減っているので、

生産が追いつかないことに気がつかれると思います。

1時間で100個作っていたパンも、

人件費や小麦粉や電気代やガス代が上がってしまえば、

生産コストが上がってしまうので、

  • 作る量を減らすか?
  • 値段を上げる

しか方法がなくなるからなのであります。

  • 作る量を減らしても欲しい人がいれば値段は上がりますし、
  • 値段を上げても作る量が少なければ実質的に値段が上がっている

との解釈が成り立ちます。

会社も実は商品 外資に買収されると日本のものじゃなくなってしまう


日本だけ物価が上がってなくて、

影響がないというのは、

  • 商売をやったことがない人の発想

で、

  • 安い商品は、
  • 高く買ってくれる国に売られます。

つまり、日本だけインフレでない場合は、

デフレの国の安い商品を、

インフレの国に高く売れば、

それだけで商売が成り立ってしまうからです。

  • この何がいけないのか?

と言えば、

  • お金に対して財(商品)があるのに、
  • この財(商品)がことごとく無くなってしまうか?
  • 海外に移転してしまうおそろしさ

です。

2022-02-11 OMEGA1

財政も破綻していないし、

物価も上昇していないから安心というのは間違いで、

背後ではこのように、

  • 安い商品が次々となくなってゆくか?
  • 気がつけば商品がない状態になっている

のかもしれません。

それはお金は持っているのですが、

商品の方がまったくなりなり、

買える物がない状態を作り出します。

経済は絶え間のない

  • 売り


  • 買い

で成り立ちます。

その買いが、

日本では買われずに、

海外から殺到するとき、

日本に物がない環境ができあがります。

逆に言えば、

破綻の可能性うんぬんではなく、

物価の上昇うんぬんではなく、

この

  • 売り


  • 買い

が活発におこなわれているのか?

といった確認の方が重要である気がしています。

なぜならば、あんなにお金を刷ったのに、

日本で買い

がおこなわれていなければ、

  • 誰が買っていたのか?

という疑問になるからです。


もしかしたら、初めから海外の人が買っていて、

  • 海外の人に売っていた

だけになるかもしれないからです。



もしそうだとしたら、

  • 日本にはもう売る物さえなくなっていて、
  • お金だけ残っていても、
  • 買う物がない状態になっている可能性がある

からです。

それは安い商品がたえまなく海外に売られていて、

  • 高い商品しか残っていないか?

のどちらかだからです。

バイアウト 企業買収 (文春文庫)
幸田 真音
文藝春秋
2012-09-20