金融危機の際、商品(コモディティ)に投資するのは新札と交換が可能になるから


新型コロナの影響で不景気に入りました。


景気は回復していると言うものの、

それはワクチンの話であったり、

ワクチン投資による株価の話

であったりするからです。


未曾有の金融危機にさらされると、

  • 一般に金(ゴールド)に投資されます。

それは金(ゴールド)が価値を保存するからです。

この場合の金(ゴールド)は、

  • 通貨に対して商品として存在します。

つまり、

100万円の通貨に対して、

100万円分の金(ゴールド)という商品で、

価値を保存することになるからです。

これで通貨が紙切れになったとしても、

金(ゴールド)の価値は紙切れになることがないので、

新しい通貨と交換できる準備ができるからです。


これと同じことをできるのが、

ビットコインであり、

  • デジタルゴールド

と言われるゆえんです。

ビットコインも、

100万円の通貨に対して、

100万円分のビットコインという商品

として価値を保存することになるのに

気がつけない人が多いと思いました。

これで通貨が紙切れになったとしても、

ビットコインの価値は紙切れになることがないので、

新しい通貨と交換できる準備ができるからです。

物(商品)が買われないと富の移動が起こらないので経済は停滞する


新型コロナの金融危機は、

各国の中央銀行がお金を刷りすぎたことにより、

インフレが始まってしまったからです。


不動産でも顕著なのですが、

さまざまな物や商品の値段が上がってしまったため、

世界中で物が買えなくなってきています。

日本においては珍しいデフレで、

物価が下がっているのですが、

この現象はおそらく採算度外視で販売しているからだろう?

と思われます。


採算度外視なので、

会社の経営が成り立たず、

あとで山のような倒産件数が増えると思います。


ちゃんと計算し、普通に経営していれば、

人件費の値上がりとともに、

物価が上がったり、

インフレになるのは、

ごく自然に、論理的に考えれば想像できる帰結になります。


いずれにしても、

  • 物が買われない

ということは、

お金が移動しないので、

経済は停滞します。

  • それは富の移転が起こらない

からなのです。

資本論 (1) (国民文庫 (25))
カール・マルクス
大月書店
1972-03T


自分が買わないと誰かが買えない 誰かが買えば自分も買えるのが経済活動


誰かが商品を買うことによって、

誰かがお金を得て、

誰かがまた商品を買います。

この流れが経済なので、

  • 物が買えない

ということは、

経済が回っていないことを意味しています。

私がパンを買うことによって、

パン屋さんにはお金が入り、

パン屋さんは小麦粉を買うことができるからです。

それが止まっているということは、

  • 誰かがどこかで商品が買えなくなっている

ことをあらわしているからです。

銀行はこの業務でお金を貸し出します。

つまり、

パンが買われない場合、

小麦粉を買う資金として

パン屋さんへ融資をおこないます。

ですが、この融資も、

あとからパンが買われて返済されないと、

パン屋さんが小麦粉を買えなくなります。

こうしてパン屋さんの経営が破綻したり、

パン屋さんへ小麦粉を卸していた小麦粉屋さんも連鎖的に破綻してゆく

のが新型コロナのおそろしい側面でもあります。


信用創造図解

そして、銀行は融資をしていたら、

二重に融資が焦げつき、

信用収縮を起こしてしまいます。

100万円の担保から、

100万円を融資すれば、

200万円になります。

ですが、これは100万円の担保から生まれているので、

実際には100万円しかないのです。

融資が焦げつけば、

担保を回収し、100万円は戻るのですが、

焦げつかずに経済が回れば、

実はこの100万円から200万円が生まれている

という理論も成立しているのです。

こうして膨らんだお金が

  • 信用創造

と言いますし、

  • 信用創造

で経済は回っています。



ですが、このおそろしい点は、

信用が収縮した場合、

これらの創造分も収縮していってしまう事実を指摘する経済学者は少ないのが実際です。

信用創造で膨らんだ借金は返済されないと創造分喪失してゆく


今、コロナでたくさんの会社が倒産しているとき、

これらの融資の担保や、

信用創造から貸し出された負債が、

  • 本当に返済できるのか?

見られている点であると思います。

融資の際の担保をすべて集めても返済できないようであれば、

それは多方面でお金が足りなくなる事態を生むからです。

もちろん、担保の中にも、

  • 不動産や金(ゴールド)

があれば、

そちら側の価値が上がっていれば

お金が足りなくなる事態は防げます。

ですが、このお金が足りなくなり、

出回っているお金に対して、

返済が追いつかなくなる状態が、

財政破綻であり、

デフォルトと言われています。


そうなったとき、

円やドルといった通貨で持っていれば、

紙切れになりますし、

無価値となってしまいます。

それは信用がなくなったからです。

そういうとき、

過去のドイツでは、

新札が発券され、

新札にて経済が再起動されました。

ハイパーインフレの悪夢
アダム ファーガソン
新潮社
2011-05-25


つまり、今使われている通貨を無効にして、

新札から経済をやり直したからです。

そうなるとき、

円やドルで持っていたら価値を保存できません。

ところが、金やビットコインで持っていれば、

金やビットコインは商品なので、

新札と交換が可能になるからです。