2022-11-17 FTXの破綻とアラメダショック.001

2022年はFTXの破綻とアラメダショックが仮想通貨冬の時代への引き金


仮想通貨取引所大手のFTXが破綻しました。

それにともない、

  • チャプター11(イレブン)

が申請され、債務整理がおこなわれております。

ビットコインも20%近く下落し、

仮想通貨も冬の時代がやってまいりました。

そこで本日は、

今回破綻したFTXと関連会社のアラメダリサーチについて、

  • 今後、どのような展開が予想されるのか?

考察をくわえてまいりたいと思います。

FTXの破綻とFTXが発行する取引所トークンFTTについて


FTXが破綻したのは、

  • FTXが発行している取引所トークンのFTTが暴落した

ことが原因です。

このFTTというトークンの暴落が、

今回の騒動の引き金でした。

先に問題をリークされたのは、

財務状況が厳しいとされていた、

関連会社のアラメダリサーチの方です。

2022-11-17 FTXの破綻とアラメダショック.001

このアラメダリサーチの資産の大半がFTXが発行する取引所トークンFTTであったため、

買収に名乗りを上げたバイナンスのCZが指摘し、

売却したことにより、

芋づる式の暴落となって、

FTTが大暴落し、

FTXが破綻へと追い込まれます。

2022-11-17 FTXの破綻とアラメダショック2.001

アラメダリサーチは仮想通貨関連プロジェクトに投資をおこなっている会社ですが、

その大半がFTTを担保にした貸付けで、

  • FTXもグルになっていたのでは?

という思惑から取り付け騒ぎの騒動となりました。

つまり、アラメダリサーチのおこなった仮想通貨関連会社への投資は、

  • FTTを担保に、
  • FTXから借りているので、
  • ここで錬金術的にお金が生まれたのではないか?

という憶測です。

2022-11-17 FTXの破綻とアラメダショック.001

そして、アラメダリサーチの資産の多くがFTTであったことから、

財務状況を改善するために、

FTTが売却され、

そのお金で穴埋めされていましたが、

それは顧客の資産が横領され、

  • アラメダリサーチの損失補填に使われている

ことが明らかとなったからです。


日本語訳
私は元FTXの従業員として、監査人に気付かれずに顧客、CHO、アラメダのウォレット間で資金がどのようにうまく混合されたかについて、いくつかの洞察を提供できると信じています. 9 か月前に導入された elx トラップドア SBF により、ハッキング全体が可能になりました。これは、公開テストで確認できます。

2022-11-17 FTXの破綻とアラメダショック2.001

FTTはFTXの取引所トークンなのですが、

アラメダリサーチはそのFTTを資産の大半として持っていて、

投資する資金も、

このFTTを担保にすることにより、

投資をおこなっていたので、

FTTの暴落はアラメダリサーチの資産価値を損なうことになりました。

そして、このFTTはFTXの取引所トークンなので、

  • FTX側ではいかようにもごまかせる

ことが

  • 世紀の金融犯罪のからくり

として指摘できることになると思います。

指摘するところによれば、

アラメダリサーチが投資したお金も、

FTTを担保にすることにより、

貸付けをおこなっているので、

そのお金がFTX側に渡っていた

という点も指摘されております。

こうして、FTXが発行する取引所トークンFTTからさまざまなお金が錬金術的に生まれていきました。

  • どこまでが本当のお金で、
  • どこからが錬金術で増えたお金なのか?

さだかではありませんが、

FTXとアラメダリサーチはテザー(USDT)の55%以上を保有しているので、

今後さまざまな問題が広がってくると思います。

チャプター11の申請は、

FTXの経営再建や債務整理が優先されるので、

海外のFTXに預けていた顧客資産は戻ってこない

ことが原則となります。


日本語訳
残念ながら、共有しなければならないかなり悪いニュースがあります。先週、いきがいはFTX崩壊に巻き込まれました。ヘッジファンドの総資産の大部分はFTXにありました。月曜日に出金するまでに、出金はほとんどありませんでした。私たちは今、他のみんなと一緒に立ち往生しています。
日本にあるFTX.JPは資金決済法の観点から優先的に返済されるもの

との見解ですが、

  • チャプター11と
  • 資金決済法



  • どちらが優先されるのか?

今後の焦点となるところです。

仮想通貨業界で最も尊敬され影響力を誇っていた男が逆に詐欺師 お金の力でいい人になれる理由


FTXのサム・バンクマン・フリード(SBF)氏は、

どちらかと言えば、

仮想通貨界隈では好印象の人物で、

  • 環境活動や、
  • 寄付、
  • スポンサード活動

など、幅広い分野に影響を与えました。

仮想通貨界隈で生活するものとして、

どちらかと言えば、

バイナンスCEOや、
他の仮想通貨インフルエンサー

よりも、

  • 影響力は強い

ように思いました。

と、言うのも、ともすれば、仮想通貨界隈は、

その

  • お金儲け至上主義や、
  • お金を持っている

ことにより、

  • 炎上や、
  • 非難な批判が絶え間ない

からです。

逆に、このSBFさんは、

  • 環境活動や、
  • 寄付、
  • スポンサード活動

をすることにより、

さまざまな分野から評価され、

さまざまな分野に影響力を持ってしまいました。

  • ですが、安心してください。

そのすべてが実は、

  • 偽物

である可能性の方が濃厚になってきた

からです。

  • 見栄をはる人や、
  • えふりこき(いい格好しい)

をする人がいます。


それは実力や実生活とはかけ離れた金銭感覚や、生活態度なのですが、

実際は今回のFTXの破綻とアラメダショックに見られるように、

  • 先行するイメージや、
  • まさかありえないだろう

といった人物でも、

かなり長期で信用されていたり、

信頼されていたりする

ので、

  • 騙される

とはこういうことなのか?

と反省しきりです。

今回の件は残念ながら、

FTXやアラメダリサーチのみならず、

アラメダリサーチが投資している仮想通貨関連会社や、

DefiやNFTといった分野にも、

損失が損失として芋づる式に波及してゆくものと思われます。

それは一番肝心な、

最初の前提である、

お金が調達できなくなったり、

あると思っていたお金がFTXに預けていたりすることにより、

  • 無くなってしまう

からです。

日本国内は資金決済法で保護されるとは言えども、

チャプター11は経営再建と債務整理が主体なので、

日本だけ保護されると、

当然、アメリカの債権者たちは怒ってしまいます。

株式は紙きれ同然になりましたし、

FTXの口座はロック(引き出されなくなる)され、

何もできない状態が続いております。

なので常日頃、

仮想通貨は取引所ではなく、

  • ハードウォレットで管理

をし、

取り引き以外のときは、

  • 取引所に入れておかない

ことは再三、識者が指摘しているところであったりします。

せっかくトレードしたり、

増やしたお金であっても、

最後に引き出せなくなれば、

  • 何もやってなかった

ことに等しくなるからです。

儲けた話も、
稼いだ話も、

最後に引き出せなくなれば、

それは、

  • 何もなかったこと

になるからなのです。

仮想通貨のこういった事件や事故はかなりの頻度で繰り返されます。

そして、そのつど、

対策が取られ、

そのつど、

勉強し、

そのつど、

気をつけよう!

と思うのですが、

やはり、

そのつど、

騙され、

そのつど、

口座が凍結され、

そのつど、

気をつけよう!

と思うので、

人間は学習できない生き物

なのだと思いました。

学習するときは、

おそらく、

  • 実際に体験するとき

なのだということを今回の一件で学んだ気がします。

おそらく、

それが本当の意味での、

  • 勉強代

なのだと思いました。

かくいう私も下がったら買おうと取引所にお金を入れっぱなしにしていました。

それが

もし、FTXだったら…。

  • 無くなっていた

ということです。

ビットコイン・スタンダード
S・アモウズ
ミネルヴァ書房
2021-09-13