ビットコイン

通貨安の国でビットコインが法定通貨に採用


ビットコインは仮想通貨や暗号資産と呼ばれております。

それは通貨であったり、資産であったりとさまざまな解釈が分かれているからです。

ですが、エルサルバドルがビットコインを法定通貨とすることで、

少なくとも

  • 通貨

として認められてしまうことが意味されます。

  • エルサルバドル大統領、世界で初めてビットコインを国の通貨として認める法案提出へ
  • https://coinpost.jp/?p=251055

それは通貨なので、

外国為替となってしまいますし、

おのずと他の国へも影響を与えてしまう懸念があります。

使いやすいビットコインと使いにくい銀行とクレジットカード


ビットコインは通貨危機の際、価格が上がる傾向にあります。


はじめのピークもイタリアのキプロス危機で、通貨安への懸念から買われて上がった経緯があるからです。

新型コロナ以降、財政破綻をしたアルゼンチンやレバノン、ベネズエラでもビットコインを持つ人が増えているので、

  • 銀行口座や、
  • クレジットカード

を持たない人から見ればビットコインは使いやすいのだと思います。


使いやすい上に、

本人確認もあまりいらないとなれば普及してしまう

皮肉な流れになりそうです。

逆に言えば、従来の金融システムのように、

本人確認確認が複雑になりすぎて、

  • 銀行口座や、
  • クレジットカード

を作れない人が多くなれば、

それはそれで問題なのだと思います。

  • どっちがいいのか?

はあまり正解がありません。

組織やシステムも煩雑になり過ぎれば、

制度疲労を起こして、

だんだんと使われなくなってゆく

仕組みなのだと思います。

働いていれば給料をもらったり、

買い物をしたりすると思います。

そして、それは本来は銀行に預けたり、クレジットカードで支払ったりします。

その方が手元に置いてないので、

防犯上、リスクが低いからです。

ですが、肝心の銀行口座を持ってない人やクレジットカードを持っていない人は、

その持てないことを理由にして現金で持っているのは危険なので、

ビットコインにして持っているのだと思います。

それは現金で持ち歩くより防犯上、リスクが低いからです。

銀行やクレジットカード会社もこのことに気がついた方がよくて、

自身のシステムや手続きの煩雑さから、

口座やクレジットカードが作れなくなっている人が多いとき、

それらの人がどのようにお金を管理しているのか?

把握をしなければビットコインへ安易にお金が流れてしまう仕組みになってしまうと思います。

それぐらい、

銀行やクレジットカードを利用できないとすれば、

ビットコインは使いやすいからです。

支払いや移動や送金に関しても…。

通貨発行権を持つ国家が法定通貨に採用すれば国家の業務が一つなくなってしまうことに気がつく


今回、エルサルバドルが法定通貨として採用したことにより浮かび上がる問題は、

初めての国家の参入であり、

通貨として認められる点です。

通貨安に見舞われた国にとってみれば、

ビットコインを法定通貨にすることで

  • 通貨安を解消できる、

まさに9回裏一発逆転ホームランな施策であります。

他の通貨安の国もこれにしたがえば、

  • ビットコインの価格はますます上がりますし、

他の通貨安に見舞われていない国がこれを阻止すれば、

  • ビットコイン価格はますます暴落する

正念場のような気がします。

通貨発行権はそれぐらい国家の主要業務だからです。



ですが、新型コロナ以降、

この通貨発行権が乱用されているので、

ビットコインや金(ゴールド)というコモディティに投資されたのも、

また皮肉な事実であります。


エルサルバドルの法定通貨採用のニュースの裏には、

このようなデリケートな問題が隠れているので、

投資されている人は今一度、ポジションを考え直す時期に差しかかっていると見ています。