日本銀行

日銀の金融政策の功罪


新型コロナウィルスの影響からダウ工業株が下落し、その影響は日経平均にも及んでいて、また日銀がETF買い入れで1014億円投資した話は以前お話しました。

日本経済が低迷していたころからこの日銀がETFを通じて日本企業の株を買い、株価を調整する営みは行なわれていて、日本企業の多くで筆頭株主となっているありさまです。

実質国有化と言いますか、国有銀行が民間企業の筆頭株主になっているのもおかしな話なのですが、そうやって株価を調整し、景気がいいように見えていたのがアベノミクスの実体だと私は理解しています。

この問題点は日銀がETFを購入し、利益が出て、それが還元される仕組みであれば一向にかまわないのですが、ETFにお金を投じ、株価が上がった際に売却できないのであれば、そのお金は戻ってくる可能性が極めて低いという疑惑が生じます。

株式市場も投資家は安いときに購入し、高いときに売却します。

ところが日銀は安いときに株を購入し、株価調整の為なので高いときにも売却していなくて、また下がったら購入してということを繰り返していた為、株が集まり過ぎ、筆頭株主となってしまったのです。

日銀以外に株を持っている人がかなりの株数を購入してくれれば問題がないのですが、それも高い金額で購入してくれないと投じたお金は戻ってきません。

グリフ(GRIF)という年金運用財団


また、グリフと言う年金の運用をしている財団もどういうワケか日本企業の株を買って運用しています。


これも日銀とセットで、日銀が株価を上げ続ける分にはグリフが運用している資金も上がり続けますが、日銀が株価を上げられなくなった際、両方、破綻してしまう一蓮托生の関係です。

日本が破綻するとは考えたくもありませんが、実際、日銀がかなりの筆頭株主になった以上、日本に投資している人があまりいないという事実を物語ってますし、売却しても買われないという思惑があるのだと思います。

まだ東京オリンピックへ向けての頃は海外投資家も日本へ投資していたようですが、GDPの低下などけっこう衝撃的な事実が明るみになるたびに、日本からの投資が引き上げられているようです。


投資家って将来を見るので、日本の高齢化を見たとき、データで見る限りでは未来がなくなっちゃう話です。

売れないマネーが日経平均に積み重なり、かさ上げされてゆく


株のことをよく分かってない人が多いみたいで、株って企業の成績を見て投資されたりします。

この成績は主に利益に当たるところで、売上とは違っています。

売上が上がっていてもかかる経費が上がっていれば利益でマイナスになっている企業が多いからです。

また、売上が小さかったり、規模が小さくても、利益率が大きい会社は当然伸びると考えられるので投資の対象になります。

よくマスコミの影響で風評被害なんかがあったりして株価が下がったりすることもありますが、そういった企業でも利益率が高ければ一時的な落ち込みだと思われ、株は買われ、持ち直した時に売却されてます。

なんで、日銀のように株価が下がったから調整の為って安易に買っちゃってると、持ち直したときに持ち直した企業の分を売却していれば別なんですが、ただ持ち続けているだけであれば単にお金を投入しているだけで、株の売買も起きないし、株の売買が起きないということは終局的には売りも買いもなくなるワケです。

売りも買いもなくなったとき、日銀が投じたお金は大きく毀損しますし、売っても買い手が見つからなかったり、買い手が見つかったとしてもかなり安い値段で売却するハメになります。

それとグリフは連動しているので、年金の運用も今はプラスですが、ビットコインとかと同様、下がるときはモロに下がるので、結局マイナスになりそうな予感です。

資産運用って、プラスのときに利確していれば別ですが、マイナスになると原本を毀損するので、運用しない方がよかったとなる話です。

老後2000万円どころか、5000万円とか足りなくなるんじゃないんですかね?よう知らんけど…。