刷り続けられ供給される紙幣


新型コロナ禍で株価が高騰し、儲けている人たちがいます。

ですが、知識人の間では実体経済と乖離していると言う声も多数あるのですが、その原因はおそらく各国の中央銀行の資金供給量で、その量が多いので株価が上がっている理屈なのだと思います。

ですが、その意味するところは資金が大量に供給されていて値段が高騰しているだけで、だからこそインフレ時のリスクヘッジが求められるという結論です。

なぜ、インフレ時のリスクヘッジが求められるのか?


各国中央銀行が紙幣を刷って資金を供給していると言うことは、それだけ資金の需要が減っていると言う考え方です。

  • 資金は使われれば需要が上がります。
  • 需要が上がるということは金利も上がります。
  • 需要が下がるということは金利が下がるのです。

今は金利が下がった状態で需要もなく、だからこそ各国の中央銀行が紙幣を刷り続け、需要を喚起しているものと推察されます。

資金への需要が低いと言うことは、お金を貯めたままで使わない状態にしているか?物が買われないか?のどちらかです。

んで、株価が上がってくれば景気がよくなったか?のようにお金が使われそうですが、それが罠で、お金が使われないからお金を使うように仕向けられているという話です。

株価は上がっているので、現金で持っておくよりは株で持っておいてもいいとは思いますが、いずれにせよ、実体経済は回復していないので、各国中央銀行の資金供給に限界がくれば暴落ないしは下落は確実で、実体経済に沿った株価まで下がると思います。

資金供給の裏ですすむ物価の高騰


資金への需要がさがり、資金を供給する副作用として、資金が供給された分、物価の高騰がすすんでいるのです。

各国の富がGDPだとして、GDPの低下は避けられないし、富の低下は避けられません。

であれば、その富に対して資金が多く供給されているので、物価は必然的に上昇しています。

たとえば100万円のGDPに対して100万円の資金であればそれは等価の交換になりますが、80万円のGDPに対して120万円が供給されているイメージに等しいです。

つまり、100万円に対して100万円の等価交換ではなく、80万円に対して120万円がある感じです。

お金の方が多いので、商品やサービスの奪い合いが起こり、それにより物価は上昇しているのです。

なので、この経済学的な背後の状況が読めないと、株価は高騰してますが、それは高騰している物価に対して高騰しているので、値段的には上昇してますが、物価ベースで考えるとそれほど上昇していないとする経済学的な考えです。

先の100万円のたとえであれば、100万円に対して100万円のときの相場ではなく、80万に対して120万円の相場だと言うことです。

なので、一見、株価は高騰しているように見えるのですが、それは資金を供給して物価が高騰した分、上がっているように見えるだけだと思います。

物価ベースで考えれば、実体経済は止まっているので、資金が供給された分、物価は上がっているのです。

なので、この流れが落ち着いた頃、株価の暴落や下落が起こり、実体経済に近い水準の株価に落ち着いたころ、物価の高騰を実感することになると思います。

多分、それがハイパーインフレだし、世界恐慌並みの深刻な経済不況の到来なのだと思います。

なので、株価が高騰し儲けている人たちはあまり深追いせずに、儲けが出ているうちに利益確定を行なわないと暴落に巻き込まれ、含み損を抱えることになります。んで、その含み損は二度と戻ることがないぐらい深刻になる予感がしています。

以上、新型コロナ禍で株価が高騰している理由は紙幣が刷り続けられ値段だけが上がっているだけの話でした。