経済学10171

すべては中央銀行のフリ


日経平均株価が下がってお値ごろ感が出てきたとネットでも話題騒然なんですが、気をつけて用心をした方がいい話です。

確かに実際はお値ごろ感で買ってもかまわないのですが、資金的に向こう10年ぐらい余裕のある人であれば確かにお値ごろ感だと思います。

ですが、昨今の下落や反発は、もともと新型コロナウィルスのあと、原油価格が大幅に下落したところから始まりました。しかし、肝心なことは何一つ好転していないという単純な事実です。

原油価格が下落したということは原油価格で儲けていた人たちが損をしてますし、投資の世界では損失が出た場合、その分、お金を必要とする追証という制度があります。


なので、ソフトバンクでも資産が売られて現金を調達する場面があったりしました。

原油価格も株価も、その資産が減れば当然、その資産を上げるために現金か売上か純利益の増加が必要になります。

ですが、今回の一連の下落や反発は中央政府が景気刺激策として金融緩和をしたり、資金需要を調整しているだけです。

資金が調整されれば、企業は倒産を回避できるだけで、肝心な売上の増加や純利益の増加に対しては何一つ対策がなされてないし、好ましいとする情報もない状態なのです。


なので、今下落したり反発しているのは、たとえば向こう10年ぐらいのスパンでお買い得と判断している人や、もしくは単純に中央政府の資金需要が入り出した段階なだけです。

フリに対してオチをつかむのが貧乏人の役目


特に日本の場合は日銀がETFを買い入れしているので、その買いが買いを生んでいるだけです。

あるいはむしろ、それに対する期待感のみで何一つ実績はないのです。

この何一つ実績がない、期待感だけで株式に参入するのが一番危険な状態です。

実態が分からないし、期待感だけなので、いずれまた下落や反発がくれば不安感から手放してしまう結果になると思います。

株でもビットコインでもそうですが、買うからにはある程度の指標となる金額を設定し、ある程度、それを論理的に説明し、その流れに沿って信じ続けて運用していく忍耐力と言いますか、筋が必要です。

それがないと、ちょっとのことで不安になったり、何か謎の下落があると耐えられなくなって売ってしまったり、また反発があって波に乗るとまた買ってみたりしているので、トータルでけっこうカモにされてます。

そうではなく、自分にはこの株は安いと思われて、何円が妥当な額で、今後何年間のうちに達成できそうなぐらい論理化できないと、株で得をすることはできないし、投資にも向いていません。

今回の下落や反発はまさにその程度の感じで、あとで企業の決算なんかが発表されますが、そのときにまた大きく下落すると思います。

想像をすれば罠に気づくことができる


これは想像してみると分かることですが、この何ヶ月間は世界中で営業停止や店舗閉鎖が起こっているのです。

当然、営業が停止しているので売上も上がりません。

売上が上がらないと、純利益も上がりません。

ですが、従業員や店舗はそのままなので経費はかかってます。

経費がかかっていて、売上が上がってないということは当然、純利益が大幅に下がるのです。

それを決算書という数字で見たり、株主総会で見たとき、また激しく下落します。

それが何か、新型コロナウィルスで特効薬を開発しているとか、マスクを増産して売上が上がっている会社ならば売上も上がりますし、純利益も上がると思います。あとリモートワーク関連なんかのアプリやPCサプライを提供している企業なんかも。

ですが、今まで稼いだ企業で、かつ従来通りの産業は必ず業績を落とします。

なので、その決算発表なんかが終わったあとに買えばいいのに…と思う話です。