2022-09-03 雨水蓋

治水工事の具体例 排水設備とマンホール・枡(ます)


大雨被害や台風被害の影響で川の浸水被害が増加しています。

治水工事が影響している旨は以前、ブログに書きましたが、

治水工事の具体例が、

  • マンホールや排水設備、枡(ます)

になります。


そこで本日は、この

  • マンホールや排水設備、枡(ます)

について考察をくわえてまいりたい

と思います。

2022-09-03 マンホール

都市や住宅に雨水がたまらない制度・設計 排水設備と枡(ます)の役割について


生活用水の汚水などは、

汚水管を通って流れてゆきます。

2022-09-03 汚水蓋

汚水蓋のマンホールの下には、

  • 生活用水で流れ出る汚水などが流れている

ことになります。

2022-09-03 雨水蓋

それとは別に、

雨水蓋があり、

都市や住宅の周りに設置された

  • 枡(ます)

や、

2022-09-03 ます

道路の溝に設置された

  • 排水設備

により、雨水が流れてゆきます。

2022-09-03 排水設備1

マンホールが浮き上がったりするのは、

この雨水が、

雨水蓋いっぱいになり、

あふれでるので、

  • 雨水が流れていってないか?

いっぱいになって、

流れが止まってしまって、

マンホールの蓋を押しあげる

からなのです。

2022-09-03 排水設備3

住宅や建物の周りは、

都市であればあるほど、

排水設備や枡(ます)が設置されていて、

排水設備や枡(ます)から雨水が流れ、

雨水がたまらない制度設計がなされています。

2022-09-03 排水設備4

川の増幅工事よりも既存設備のメンテナンス


ですが、この排水設備や枡(ます)なども、

  • 予算の削減か?
  • 経費の節減のため、

実際には形骸化しているもの

も見受けられます。

2022-09-03 治水の形骸化(2)

そういった所は、

雨水が流れたとしても、

土や草が生い茂っていて流れが悪くなっていたり、

実質的に形骸化しているので、

もしかしたら、

  • 流れない

所もあるのかも知れません。

2022-09-03 治水の形骸化(3)

浸水被害が相次ぐと、

  • 川の増幅工事

ばかりが話題になりますが、

雨水などの流れが、

  • どこで滞留していて、
  • どこであふれるのか?

しっかり検証しなければ、

ただやみくもに工事をして、

  • 予算だけを使う結果

となってしまいます。

逆に言えば、

  • 川を増幅する予算があるならば、
  • 既存の設備をメンテナンスや改修し、
  • 水の流れをよりよくする

のが

  • もっともお金のかからない得策

だからです。

2022-09-03 排水設備5

既存設備の流れが悪ければ川を増幅しても流れが悪い


  • 税金の使い道や、
  • 予算の削減、
  • 経費の削減

も、

わかるところを下げれば、

  • クレームや、
  • 不平不満の原因

となるため、

  • わからない所をまず先に、
  • 削減してゆきます。

2022-09-03 排水設備6

もし、このわからない所に、

  • マンホールや、
  • 雨水蓋、排水設備や枡(ます)

などが含まれていたのだとしたら、

川の増幅工事よりも、

  • 既存の設備の維持・メンテナンスの方が優先されるべき

だからです。

2022-09-03 排水設備7

治水工事は文明が築きあげた知恵です。

土木科や建築科など、

住宅・設備に関する知識でもあります。

  • 大雨の被害が出たときや、
  • 川が増水したときなどに、
  • 災害になることを防ぐ目的

で勉強されると思います。

そういった知識も、

  • お金がなくなってくると、
  • 予算の削減や、
  • 経費の削減でもって、

優秀な人材から流出してゆき、

地方はインフラの維持さえ、

困難な状態におかれる

のだと思います。

2022-09-03 排水設備8

それはおそらく、

  • やらなけらばいけないことや、
  • やった方がいいことでも、
  • 予算や経費の関係で、
  • できないことが生じてくるとき、

優秀な人材から、

責任を感じて、

流出してゆくもの

であると思うからです。

ビルメンの現場や、

電気工事の現場でも、

予算の関係上、

その場しのぎの修繕であったり、

ごまかし、ごまかし使ってゆく

設備もなきにしもあらず

だからです。

それはさほど重要ではないのですが、

ですが、実際には不備があり、

いつかはなおさなければいけない設備や部品

がけっこう確認できる

からなのであります。

設備であっても、

部品であっても、

永久に使えるものは少なく、

その多くは耐用年数

が設定されています。

エレベーターのロープや、

道路のアスファルトなども、

使用に耐えうる年数

があり、

コンクリート桝(ます)の寿命は約20年程度と言われております。

2022-09-03 マンホール穴

その年数を超過すれば、

  • 機能面で低下したり、
  • 健康被害面や環境被害面で悪影響を与えうる

からなのであります。

そういうときに、

たたちに使えなくすればいいのですが、

実際には利用する人が多く、

無くなったら不便だと言う理由

から、

  • ごまかし、ごまかしの修繕であったり、
  • 予算内や経費内におさえた修繕などもあるか?

と思います。

川の浸水被害が増えているのも、

  • 雨水が多い

という事実もさることながら、

  • お金はあるのに、
  • 対策ができていない

というのも問題な気がします。

  • マンホールや排水設備や枡(ます)

なども、

子どもだったころよりも、

  • 激しく劣化している

感じがする

からです。

それは今の日本を象徴しているようで、

非常に怖い感じ

がしています。