治水工事の具体例 排水設備とマンホール・枡(ます)
大雨被害や台風被害の影響で川の浸水被害が増加しています。
治水工事が影響している旨は以前、ブログに書きましたが、
治水工事の具体例が、
- マンホールや排水設備、枡(ます)
になります。
- 元ビルメンが教える 記録的大雨や浸水被害、自然災害が増える理由
- https://www.onechan1977.com/DIY/sewagesystem
そこで本日は、この
- マンホールや排水設備、枡(ます)
について考察をくわえてまいりたい
都市や住宅に雨水がたまらない制度・設計 排水設備と枡(ます)の役割について
生活用水の汚水などは、
汚水管を通って流れてゆきます。
汚水管を通って流れてゆきます。
汚水蓋のマンホールの下には、
- 生活用水で流れ出る汚水などが流れている
ことになります。
それとは別に、
雨水蓋があり、
都市や住宅の周りに設置された
- 枡(ます)
や、
道路の溝に設置された
- 排水設備
により、雨水が流れてゆきます。
マンホールが浮き上がったりするのは、
この雨水が、
雨水蓋いっぱいになり、
あふれでるので、
- 雨水が流れていってないか?
いっぱいになって、
流れが止まってしまって、
マンホールの蓋を押しあげる
からなのです。
住宅や建物の周りは、
都市であればあるほど、
排水設備や枡(ます)が設置されていて、
排水設備や枡(ます)から雨水が流れ、
雨水がたまらない制度設計がなされています。
川の増幅工事よりも既存設備のメンテナンス
ですが、この排水設備や枡(ます)なども、
- 予算の削減か?
- 経費の節減のため、
実際には形骸化しているもの
も見受けられます。
そういった所は、
雨水が流れたとしても、
土や草が生い茂っていて流れが悪くなっていたり、
実質的に形骸化しているので、
もしかしたら、
- 流れない
所もあるのかも知れません。
浸水被害が相次ぐと、
- 川の増幅工事
ばかりが話題になりますが、
雨水などの流れが、
- どこで滞留していて、
- どこであふれるのか?
しっかり検証しなければ、
ただやみくもに工事をして、
- 予算だけを使う結果
となってしまいます。
逆に言えば、
- 川を増幅する予算があるならば、
- 既存の設備をメンテナンスや改修し、
- 水の流れをよりよくする
のが
- もっともお金のかからない得策
だからです。
既存設備の流れが悪ければ川を増幅しても流れが悪い
- 税金の使い道や、
- 予算の削減、
- 経費の削減
も、
わかるところを下げれば、
- クレームや、
- 不平不満の原因
となるため、
- わからない所をまず先に、
- 削減してゆきます。
もし、このわからない所に、
- マンホールや、
- 雨水蓋、排水設備や枡(ます)
などが含まれていたのだとしたら、
川の増幅工事よりも、
- 既存の設備の維持・メンテナンスの方が優先されるべき
だからです。
治水工事は文明が築きあげた知恵です。
土木科や建築科など、
住宅・設備に関する知識でもあります。
- 大雨の被害が出たときや、
- 川が増水したときなどに、
- 災害になることを防ぐ目的
で勉強されると思います。
そういった知識も、
- お金がなくなってくると、
- 予算の削減や、
- 経費の削減でもって、
優秀な人材から流出してゆき、
地方はインフラの維持さえ、
困難な状態におかれる
のだと思います。
それはおそらく、
- やらなけらばいけないことや、
- やった方がいいことでも、
- 予算や経費の関係で、
- できないことが生じてくるとき、
優秀な人材から、
責任を感じて、
流出してゆくもの
であると思うからです。
ビルメンの現場や、
電気工事の現場でも、
予算の関係上、
その場しのぎの修繕であったり、
ごまかし、ごまかし使ってゆく
設備もなきにしもあらず
だからです。
それはさほど重要ではないのですが、
ですが、実際には不備があり、
いつかはなおさなければいけない設備や部品
がけっこう確認できる
からなのであります。
設備であっても、
部品であっても、
永久に使えるものは少なく、
その多くは耐用年数
が設定されています。
エレベーターのロープや、
道路のアスファルトなども、
使用に耐えうる年数
- 機能面で低下したり、
- 健康被害面や環境被害面で悪影響を与えうる
からなのであります。
そういうときに、
たたちに使えなくすればいいのですが、
実際には利用する人が多く、
無くなったら不便だと言う理由
から、
- ごまかし、ごまかしの修繕であったり、
- 予算内や経費内におさえた修繕などもあるか?
と思います。
川の浸水被害が増えているのも、
- 雨水が多い
という事実もさることながら、
- お金はあるのに、
- 対策ができていない
というのも問題な気がします。
- マンホールや排水設備や枡(ます)
なども、
子どもだったころよりも、
- 激しく劣化している
感じがする
からです。
それは今の日本を象徴しているようで、
非常に怖い感じ
がしています。
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