アルコールの消毒作用は揮発性から 水でも代用が可能
新型コロナの影響で、
- 消毒作用としてアルコール消毒液の多用
が問題になると思います。
- 消毒液で革製品が“変色” トラブル続出…対策は?
- https://news.yahoo.co.jp/articles/20d8fbb2f5f6a65cc75c849998c705f4e67347e0
それは必要以上に使用されている恐れがあるからです。
化学を知らない人は、
- アルコールに消毒作用がある
と思いがちですが、
厳密には、
- アルコールが揮発しやすい
から消毒用に使われるのであって、
- 手洗いを徹底して、
- 水の揮発を利用すれば、
水でも消毒作用が得られます。
本日はこの、
- 日々使い過ぎていると思われるアルコール消毒液の作用について、
元ビルメンの立場から考察をくわえてまいりたいと思います。
アルコール消毒を多用することにより増える副産物については無理解
アルコール消毒液のアルコールは、
- 消毒用でエタノール(別名 エチルアルコール)
が使われております。
エタノール自体、
- 皮脂に触れると揮発して、
- 皮脂の水分を得ることによって、
- 揮発する
からです。
つまり、皮脂からは水分が奪われるので、
皮膚は乾燥しがちになります。
ですが、水も黙っておけば常温で揮発しますし、
皮脂からなくなります。
これも
- 皮脂から水分を奪うことによって揮発しています。
つまり、同じ効果は得られていると考えられます。
一方のエタノールは、
機器や機材にも使われたりしておりますが、
機器や機材にも使われたりしておりますが、
酸化することによって、
- アセトアルデヒトや酢酸が作成される
と言うことを指摘する人は少ないように思いました。
つまり、アルコール消毒が一般的になるにしたがって、
空気中には、
- アセトアルデヒトや酢酸が増えている
と考えるのが化学的な物の見方であります。
アルコールで消毒はできるのですが、
その他の副産物については、
理解が及んでいないように思われます。
理解が及んでいないように思われます。
水であれば以前より水が使われておりましたが、
アルコール消毒液が多用されればされるほど、
この
ことに気がつかれると思います。
- アセトアルデヒトや酢酸は増えている
ことに気がつかれると思います。
それにより、今までにない物質が空気中にただようことになるので、
- 健康被害や建物被害
も、今までにない被害が及ぶのは想像にかたくないと思います。
水を使える場所や水を使える環境では水にまさるものナシ
なので、
- 過ぎたるは及ばざるがごとし
のことわざのように、
- 必要以上に使う必要はない
ワケなのです。
一般的な
- 流水手洗いと、
- その後の自然乾燥によって、
細菌のほとんどは死滅します。
それは
ことによって、
- 流水で流したあと、
- 自然乾燥で水を揮発する
ことによって、
- 手から細菌が死滅する
からです。
そして、アルコール消毒液は
で使用するものです。
- 水が使えない所や
- 水が使えない環境
で使用するものです。
- 水が使用できる環境であれば、
- 水を使用した方がいい
に違いはありません。
誤った認識は、
過度な結果を生み、
今までにない環境を作り出したりします。
- 生態系
という言葉があるとおり、
- 自然界にある物資は
- 自然界の流れや法則によってありつづけます。
可能な限り、自然に使うのは、
- カーボンニュートラル
のとおりです。
- 元ビルメンが教える カーボンニュートラルと炭化水素の話
- https://www.onechan1977.com/diy/carbonneutral
人工的な物ほど、
- 使えば使うほど不自然になり、
- 不自然な結果を招きます。
新型コロナで不安かも知れませんが、
手洗いで足りるのであれば、
流水手洗いし、
その後は自然乾燥するのが、
一番いい消毒法だからです。
タオルで拭いてもいいですが、
タオルの細菌が付いたり、
水の揮発が弱まる
水の揮発が弱まる
ので、
自然乾燥をオススメしています。
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