井戸端会議

なんでも喜んでおいしい!と食べれば食品ロスは減る現実


地方の田舎ではお盆や正月などにさまざまな食事を並べてかなり残してしまう宴が存在します。

それは最近、指摘され始めた食品ロスのさきがけであり、

食べられないぐらいの食事が宴に並べられるからなのです。


太宰治の『津軽』にその光景が詳しいのですが、

  • おいしい!

というまで様子をうかがい始めるので、

何を喰っても、

  • おいしい!

と言うことでその問題は回避することが可能です。

津軽 (角川文庫)
太宰 治
KADOKAWA
2018-06-15


そう、それは、

  • おいしい!

と言わせるための忖度だからです。

「おい、東京のお客さんを連れて来たぞ。たうとう連れて来たぞ。これが、そのれいの太宰つて人なんだ。挨拶をせんかい。早く出て来て拝んだらよからう。ついでに、酒だ。いや、酒はもう飲んぢやつたんだ。リンゴ酒を持つて来い。なんだ、一升しか無いのか。少い! もう二升買つて来い。待て。その縁側にかけてある干鱈ひだらをむしつて、待て、それは金槌かなづちでたたいてやはらかくしてから、むしらなくちや駄目なものなんだ。待て、そんな手つきぢやいけない、僕がやる。干鱈をたたくには、こんな工合ひに、こんな工合ひに、あ、痛え、まあ、こんな工合ひだ。おい、醤油を持つて来い。干鱈には醤油をつけなくちや駄目だ。コツプが一つ、いや二つ足りない。早く持つて来い、待て、この茶飲茶碗でもいいか。さあ、乾盃、乾盃。おうい、もう二升買つて来い、待て、坊やを連れて来い。小説家になれるかどうか、太宰に見てもらふんだ。


地方の田舎のこういう慣習に慣れてしまうと、

食べる前から、

  • おいしい!

と言ってしまい、

  • まだ食べてないじゃん!

と言われること多数である気がしています。

その際は、しっかり食べるのを確認してから、

  • おいしい!

と発言することをオススメいたします。

これで多くの食品ロスは減らせるからです。

  • おいしい!

と言わせるためや、

食べたい物・好きな物を出すために、

たくさんの食事を出して、

その中からいらない物を捨てるよりは、

何喰っても、

  • おいしい!

と言うか、

食べたい物・好きな物のこだわりをなくした方が食品ロスは減らせます。

かりにこの

  • 何か食べたい物や、

  • お昼や晩に何食べよう?

を選択する自由のために、

  • 8時間の奴隷労働が課される

のだとしたら、

  • あなたはそれでも、

  • 何か食べたい物や、

  • お昼や晩に何食べよう?

か考えたりしますか?

私はおそらく何でもいいと考えますし、

何喰っても、

  • おいしい!

と言います。

それで世間が丸くおさまるのであれば…。


エネルギーをたくさん無駄使いしているのに原発反対という人の気持ちがよくわからない


原子力発電が問題になったり、環境問題が問題になったりしますが、

一番いいのはエネルギーを使わないことであるので、

  • 暑いときも冷房を使わない工夫や、
  • 寒いときでも暖房を使わない工夫が、

何よりの環境問題の解決方法になるということに気がつかないことが逆に不思議なのです。


みんな原子力発電のことを悪くいいますが、

日本は電力をかなり消費する国なので、

もし今の生活レベルを維持したままであれば、

原子力発電なしには生活レベルは維持できません。

逆に、放射能漏れの補償や損害賠償がかさむようであれば、

それはそれで電気代にプラスして上乗せされますし、

請求する一方では課金があるのはやむを得ない話であります。

請求をするということは、

そういうことなのです。


そのリスクがあるかぎり、リスク代として電気代に上乗せされます。

ソーラーパネルもエネルギー効率は悪い話はこちらでしました。


そして、火力発電も、

石炭(コークス)を使用するので、

温室効果ガス削減に反する行為であるため、

支持されないことに多くの日本人は気がつかなかったりしています。

石炭や炭素がでることによって、

炭化しているからであり、

この炭化をおさえることが、

環境問題の本質だからなのです。

なので、環境問題に関して

  • エコバッグを使用したり、

  • 買い物袋にわすが数円出すのは、

正直、問題解決というよりは、

  • 環境を意識しています!

というファッションにしかならないことに気がつくべきです。


それぐらい環境問題を解決する場合、

  • エコバッグや買い物袋よりも、

  • エネルギーをできるだけ使わないようにする

意識の方が大切だからです。

そのことをあまり理解していない日本人は世界から笑い者にされている点にあまり気がついていないようです。


多分、ソーラーパネルの太陽光発電だけでは暖房や冷房は使えなくなります。

電力が足りなくなるので…。

もしくは

  • 暖房や冷房を優先して、

  • 工場などでの動力の電源を全停止するみたいな…。

安い商品をたくさん欲しいか?適正な商品を適正な価格で欲しいか?


ユニクロなどで安い商品が購入できますが、

安い商品の裏には

安い人件費があるワケで、

商品が安く買えるということは、

誰かが安く働いていること

を意味しております。

  • 日本人は働いていない人が多いせいか?

安く買えるとたくさん買い、

そんなに着なくても買ってしまうのですが、

その着なくても買う商品を作るために働いている人もいるので、

  • 人の気持ちがわからない

とはこのことを言うのだと思います。


食品ロスの問題とも共通していますが、

  • 明日何着ていくか?

選択するために

  • 8時間の奴隷労働が課される

のだとしてら、

  • あなたはそれでも、

  • 明日何着ていくか?

  • 選択しますか?

私は何でもいいと考えます。

肌着とブリーフ以外であれば…。

そこは隠させてくださいm(_ _)m


物にあふれた日本に一番足りないのは、お金 それはいくらあっても足りないと思う理由


有名な哲学者のサルトルは、

  • 自由の刑に処せられている

と発言したことで有名です。

実存主義とは何か
J‐P・サルトル
人文書院
1996-02-01


選択する自由が与えられたことにより、

選択する人はどんどん選択してゆきますが、

選択してゆけない人たちは

どんどん選択してゆけなくなって

苦しんでゆく

という意味です。

まさに思考停止の日本人にぴったりの発言であると思いました。

  • 今日何食べるのか?

も、

  • どうしても食べたい物や、

  • いらない物、

  • 今日使うエネルギーも、

  • どうしても使うエネルギーと、

  • いらないエネルギー、

  • 今日着る服も、

  • どうしても着る服と、

  • いらない服、

まずはそこから考えることによって、

環境問題ははじめて解決に向かいます。

日本でメルカリが人気なのも、

  • 物にあふれ、

かつ、

  • 不要な物にあふれているからです。

逆に言えば、

一番足りない物は、

  • お金なのかも知れません。

貧しい国は多分、

そうなるのだと思いました。